2019年08月9日発行の新聞『被団協』430号の内容をご紹介します。

被災協の新体制スタート

6月21日第71回評議員会の役員改選により13名の理事、2名の監事が選任されました。
理事
大塚一敏 柿田富美枝 小松タヅヱ
小峯秀孝 佐藤直子 下平作江 田中重光
橋貞夫 溝浦勝 森多久男 森田宏
森内實 横山照子
監事
浦川薫 萩谷瑞夫

7月12日の理事会で副会長3名の体制で被爆75年、2020年を迎えることとなりました。
会 長 田中重光
副会長 横山照子 小峯秀孝 森田宏
事務局長 柿田富美枝

新体制で理事会が力を合わせ、頑張ってまいりますので、よろしくお願いいたします。


くらしを支える会スタート

先月号のニュースにお困りごとのアンケート用紙をお送りしました。まだの方はぜひご記入いただき、被災協へ郵送またはFAXでお送りください。
高齢化した被爆者とその家族のための暮らしの相談、会員互助の助け合いです。要望によって話し相手、掃除のお手伝い、ゴミ出しなどを行います。会の運営は利用会員と活動会員(サポーター両者を結び付けるコーディネーター、事務局を配置して運営します。
利用会員は利用料として500円と交通費実費を支払い、活動は原則1時間とします。専門的な相談では弁護士や医療機関等、必要な紹介と支援を行います。
また年3回などの定期的な昼食会、花見会などを開催します。

  • ●被災協の運動、歴史、被爆証言の継承活動
    地元の大学、研究者に協力を求め、どのように進めるのか話し合いが始まっています。
    10月には一橋大名誉教授の濱谷正晴氏の講演を予定しています。
  • ●被災協の運動、歴史、被爆証言の継承活動
    原爆で亡くなられた方々の慰霊のための花植え、清掃など、下記の①と②の活動。原爆の悲惨さ、被爆者の願いをサポーターの方々とともに継承しています。
    ①浦上川緑地帯の花壇整備活動
    ②諫早市百日紅公園の清掃活動
  • ●被災協の財政を支える個人、団体を募る活動
    定期的な寄付など被災協の活動を財政面から支えてもらうもので、団体訪問を計画しています。
  • ●利用会員になりたい方、活動会員になりたい方、ご連絡ください。
  • ●アンケートの回答、登録者の必要な支援に合わせ、10月から対応していきます。

ピースウエーブ(平和の波)

7月7日(日)14時~16時半、被災協地下講堂にて「ピースウエーブ2019 核兵器禁止条約採択2周年記念 ローマ教皇の来日を歓迎する講演会」を「長崎県宗教者懇話会」と「ヒバクシャ国際署名をすすめる長崎県民の会」共催で開催し、160名が参加しました。長崎県宗教者懇話会会長の久井快哲氏(立正佼成会佐世保教会長)が開会挨拶を行いました。

はじめに「核兵器禁止条約をめぐる世界のうごき」について、長崎大学核兵器廃絶研究センター准教授の中村桂子氏が講演し、核禁条約発効に向け世論を動かすため、ヒバクシャ国際署名の活動の中での対話も重要であると述べました。
カトリック長崎大司教区大司教の髙見三明氏は「核兵器についてのバチカンの考え」という演題で、歴代のローマ教皇による国連などでの平和の訴えを紹介し、フランシスコ教皇の来崎の際は ぜひ被爆地長崎から核兵器廃絶メッセージを語ってほしいと期待を述べました。


「二世の会・諫早」 平和コンサート、写真パネル展

5年の節目の年に初の取り組みとして、長崎被災協理事の橋貞夫さんの被爆体験講話、ウエスレヤン大学の学生の皆さんによるジャズとコーラスと朗読などを行いました。

コンサートでは小野さん、こじまさん、ピースフルさんが世界平和につながるようにとの歌声を響かせてくれました。

原爆写真パネルの展示では、通行途中に足を止めてご覧になる方が、昨年よりも増えたように感じました。

アンケートにも20代から70代に答えてもらい「学生の時以来、久しぶりに原爆写真を見て、戦争は起こしてはならないと改めて思った。」など、たくさんの感想をいただきました。

そして今年は若さあふれる方々の参加と、歌とサックス、トランペットなどの生の迫力に圧倒されました。このご縁を大切にしていきたいと思いました。


(二世の会・諫早 事務局長 大宮美喜夫)


「二世の会・長崎」 写真パネル展

7月21日(日)午前10時~午後4時、被災協2階会議室にて原爆写真パネル展を行いました。大雨にもかかわらず、東京、山梨、福岡、大分など、遠くは中国からの観光客など60名が来場しました。

11時から1時間、被爆者の辻本正義さんに家族を原爆で亡くした体験、そして被爆直後の浦上について聞きました。辻本さんは被爆二世たちの質問にも丁寧に答えられました。

ヒバクシャ国際署名に応じた人からは「日本政府が署名しないなんておかしい。一日も早く核兵器禁止条約を実現してほしい。」との声が寄せられました。

(二世の会・長崎理事 赤水ますみ)


事務局日誌 7月

3日(水)署名事務局会議 矢の平役員会

7日(日)ピースウエーブ核兵器禁止条約採択2周年のつどい

8日(月)~9日(火)日本被団協代表理事会(田中、横山)

9日(火)~10日(水)中央相談所委員会(横山)

9日(火)平和公園ライトアップ点灯式(佐藤)

10日(水)新聞発送 11日(木)三役・事務局会議

12日(金)第2回理事会

17日(水)弁護団会議(柿田)

21日(日)「二世の会・長崎」原爆写真パネル展

「二世の会・諫早」原爆写真パネル展・コンサート

22日(月)三役会議・事務局会議、長崎市援護課来訪

24日(水)クラウドファンディングセミナー(中川原)

25日(木)長崎市土木課来訪(鮫島和夫先生、三役)、

被爆体験を語り継ぐ会

26日(金)NPO・アースキャラバン来訪、消防署来訪

国際署名街頭宣伝

30日(火)~31日(水)団体訪問(三役、中川原)


8月の予定

7日(水)2019原水爆禁止世界大会

8日(木)日生協「虹のひろば」、被爆74年平和長崎集会、ヒバクシャ国際署名全国交流会

9日(金)原爆犠牲者追悼平和祈念式典

政府要請、献花式、新聞発送

11日(日)スペイン写真家・リベラ氏来訪

15日(木)不戦のつどい

19日(月)三役・事務局会議

21日(水)ヒバクシャ国際署名事務局会議

26日(月)国際署名街頭宣伝16時 浜クロス前