2016年3月9日発行の新聞『被団協』390号の内容をご紹介します。

第四回・理事会開催

3月31日、被災協の理事会が理事10名、監事1名の参加で開催されました。
2015年度の事業報告、決算案、2016年度の事業計画、予算案、規約の一部改正案が承認されました。6月23日の評議員会に提案され、審議されます。
この日、坂本フミエ副会長と、山田拓民事務局長はそれぞれの役職、理事の辞任を申し出られ、理事会で承認されました。
長く活動され、被爆者運動をけん引されてきたお二人に、池田理事、下平理事が花束を贈り、谷口会長が謝辞を述べました。

   被災協結成60年のつどい ご案内

被災協結成60年のつどい
ご 案 内
と き 7月9日(土)
午前11時~午後2時
ところ ホテル・ニュータンダ
(講演内容など後日、ご連絡いたします。)


日本被団協「核兵器廃絶国際
署名」取り組みスタート!


谷口会長とマハティール・マレーシア元首相

今年度の大きな運動の柱である「核兵器廃絶国際署名」を広く市民に呼びかけ、国際的に億単位のストックホルム・アピールのような大規模の運動を目指します。マハティール・マレーシア元首相も賛同人を約束しました。


*大村支部のつどい*

昨年9月30日に大村支部を結成し、3月16日午後2時から支部のつどいが大村コミニティセンターで開催されました。
7人が集まり、橋会長から大村支部結成の経過、寺坂副会長から会員を訪問した活動などの報告がおこなわれました。
それぞれの被爆体験や現在の健康状況などを語り合い、今後3カ月に1回集まることを決めました。
写真展の開催などで協力を大村市にお願いしようと話し合われました。「被爆二世の会・諫早」の会員で、大村在住の大宮さんが大村支部をサポートしてくれ、会の運営が活発になっています。長崎被災協から田中・横山の両理事が出席しました。(横山照子)


≪須磨子忌≫

長崎被災協の会員で熱心に被爆者運動をおこない、国の被爆政策を批判し続けた原爆詩人の福田須磨子さん(1922年~1974年)を偲ぶつどいが4月2日、爆心地公園の須磨子碑の前でおこなわれました。被爆者、「被爆二世の会・長崎」の会員、市民、高校生など合わせて50名が参加しました。
挨拶にたった山田拓民理事は「核のない世界を願い続けた福田さんの気持ちを、生涯を心にずっと残していきたい」と語りました。


第4回理事会開催

1月8日14時より1時間半、被災協2階会
議室で理事会が開催され、理事10名、監事2
名、代理1名が出席しました。

谷口会長は「被爆70年も大変だったが、今年
は結成60年、さらに頑張っていこう」と挨拶、
山田事務局長は「戦争法」について述べました。
これからの活動では1月10日の「核実験に抗議する長崎市民の会」による抗議の座り込み、同日午後の原水協との街頭宣伝、11日「戦争法反対2000万人署名キックオフ集会」など核兵器廃絶、戦争反対で取り組むことが確認されました。
12月5、6日に開催された九州ブロック相談事業講習会について良かったこと、反省点など出し合いました。二世の協力・支援に対し、各理事から感謝の言葉が述べられました。
今年度、長崎県の補助事業として「独居被爆者の訪問活動」が委託されました。2月中に福江市、大村市、川棚町などの被爆者数名のお宅へ、被災協の相談員が訪問する予定です。

 


北朝鮮の核実験に抗議の座り込み

1月6日の北朝鮮の核実験に対し、「核実験に抗議する長崎市民の会」では1月10日午前11時より平和祈念像前で1時間、抗議の座り込みをおこないました。被爆者、二世、高校生、市民など40名が参加しました。
1974年8月から核実験のたびの座り込みはこの日400回目となりました。


6月23日、被災協は結成60年を迎えます。講演会、祝賀会などの案を出し合いました。企画については事務局一任となり、3月31日の次回理事会で決定し準備を進めます。


恵の丘原爆ホームを訪問

毎年年末に慰問している恵の丘原爆ホームを12月21日に訪問しました。
堤施設長は「被爆70年という節目の年でもあり、ホームには修学旅行の生徒達をはじめ訪問者が絶えなかった」と話されていました。谷口会長、坂本副会長、横山理事で訪ね、ホームで暮らす被災協会員と懇談しました。

一人暮らしや病気の被爆者へ
今年も年末に長崎市従業員組合より「ちひろカレンダー」50名に、原水爆禁止長崎県協議会より見舞金が135名に送られ、たいへん喜ばれました。

俳句紹介(坂本フミエ副会長)
九ブロに二世を頼りて胸を張る
九ブロのこの意を伝えよう後輩に