2017年4月9日発行の新聞『被団協』402号の内容をご紹介します。

国連核兵器禁止条約交渉会議に
日本政府不参加へ抗議

3月28日、核兵器禁止条約交渉会議に日本政府が不参加であるとの表明を受け、被災協の谷口会長はじめ被爆者5団体の代表が市役所で記者会見を行い、政府への抗議声明を発表しました。

「必死に核兵器を訴えてきた被爆者、無残に殺された犠牲者に対し、あまりにも無慈悲ではないか」と訴えました。

また、長崎市の田上市長は「被爆地としては日本政府の不参加は到底理解できない」と述べ、長崎県の中村知事も「残念でならない」とのコメントを出しています。

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被爆国として参加すべき」とマイクで話す谷口会長


ヒバクシャ国際署名長崎県民の会
街頭宣伝に465筆寄せられる


3月26日(日)16時から1時間、月1回定例の街頭宣伝(8回目)を、浜の町の浜クロス前で行いました。被爆者10名をはじめ各団体からそれぞれ集まり、参加者は全部で70名となりました。
署名のために作られた新しいオリジナルソング「忘れえぬ夏」などを「うたごえ協議会」の会員たちが歌い、演奏し、浜の町は美しい音楽であふれました。
被爆者も署名を訴え、若い人から高齢者まで様々な人たち、外国人も署名に応じ、「ヒバクシャ国際署名」は465筆、寄せられました。
国連で核兵器禁止条約交渉会議が始まる前日でもあり、長崎のテレビ局、新聞社のほとんど全社が取材し、報道されました。


全国戦没者追悼式典が8月15日、日本武道館で開催されます。14日~16日2泊3日・長崎県派遣、参加の条件、費用等ありますので、遺族で参加を希望される方はお電話ください。
被災協 095-844-0958


被災協第5回理事会

3月31日、被災協では第5回理事会が開催され、2016年度の活動報告、決算報告、2017年度の事業計画、予算、これらの案が出席者一同で承認されました。
また「ヒバクシャ国際署名」を2020年秋までに50万人分集めるにはどうしたら良いか、どのような工夫で広めるのか、さまざまな意見が出されました。2017年度は核兵器廃絶へ向け、大きく行動する年になります。


エスエスケイ(株)より寄付
ヒュンメルはサッカーチーム「V・ファーレン長崎」のユニフォームも手掛け
ているデンマークのスポーツ
ブランドですが、この商品を
扱うエスエスケイ株式会社が
社会に知ってほしいこととし
て、昨年秋、谷口会長をスニーカーのモデルに
起用、被爆体験をホームページ等で紹介し、その企画のスニーカーが販売されました。スニーカーの売り上げの中から、昨年1月、谷口会長と柿田事務局長が大阪へ行き、書店会場と小学校での被爆体験講話が実施されました。3月21日、エスエスケイ(株)より運動支援として453,600円の寄付が贈られました

長崎県委託事業
「一人暮らし被爆者訪問」長与町へ

3月7日、8日、横山照子副会長と堀洋美事務局員が長与町の一人暮らし被爆者3名を訪問し、健康面や何か困りごとなどがないか、お話を聞きました。
訪問したお宅では病気を抱える人も家族や友人に支えられていて、家族と一緒に話をし、被爆体験を語ってもらい、心を通わせ合いました。


3月の被災協・事務局日誌

1日、2日 独居被爆者訪問事業・五島市(横山、柿田、江川)五島市訪問     要請(横山、柿田、江川)
4日 九州ブロック二世交流学習会・福岡(佐藤直子、佐藤澄人、堀)
6日 第16回三役会議
7日、8日 独居被爆者訪問事業・長与町(横山、堀)
10日 新聞発送、映画センター「この世界の片隅に」実行委(田中)11日   二世の会・長崎学習会
13日 第17回三役会議
19日 県9条の会(横山)
21日 ノーモアヒバクシャ訴訟、ヒバクシャ国際署名記者会見(谷口、柿   田)
22日 被爆体験を語り継ぐ会
23日 第11回ヒバクシャ国際署名事務局会議
24日 平和首長会議実行委員会(谷口)
25日 肥田舜太郎・元中央相談所所長葬儀(横山)
26日 ヒバクシャ国際署名街頭宣伝
27日 第18回三役会議
28日 記者会見・国連核禁条約会議に日本不参加へ
抗議・被爆者5団体(谷口)
30日 安保法違憲訴訟第2陣提訴(森内)
31日 第5回理事会 4月2日 須磨子忌


4月の予定
10日 新聞発送、三役会議
12日 大村支部総会
13日 ヒバクシャ国際署名事務局会議
15日 ノーモアヒバクシャ訴訟全国ネット会議
16日 伊藤直子氏偲ぶ会(東京)
17日 日本被団協代表理事会(東京)
18日 中央相談所員会
26日 ヒバクシャ国際署名・街頭宣伝
16時~17時 浜クロス前

5月 の予定
13日 被爆2世の会・長崎 総会
26日 ヒバクシャ国際署名・街頭宣伝
16時~17時 浜クロス前
27日 ヒバクシャ国際署名スタート1周年集会
10時半~正午 被災協地下講堂
RECNA核兵器廃絶市民講座 13時半~国立長崎原爆死没者追悼
平和祈念館

 


「被爆二世健康調査」まだの方は
至急お送りください!!

日本被団協が結成60年事業として全国一斉の「被爆二世健康調査」をおこなっています。
長崎では3月末300通が寄せられています。
用紙が手元にある方は急ぎお送りください。 


クロスワードクイズ

ABの枠の文字を並べ替えて言葉を作ってください。ヒント…顔の一部、干上がったり、はずしたります。

タテのカギ
①遠浅の砂浜で砂中の貝などを採取すること
②花より○○○
③電車、気動車の運転をつかさどる鉄道職員
④暖炉、ストーブなど燃料として用いられる木・木材など
⑤山口県美祢市にある日本最大のカルスト台地。
○○○シダイ

ヨコのカギ
①植物。ワラビ・ゼンマイなど山菜として利用される物もいくつかある
③リズムや節(旋律)をつけて歌詞などを連続発生する音楽

④保険や貯金など期限が来ること。一定の期日に達すること
⑥地中から湯が湧き出す現象、その湯、その場所のこと

⑦?あんたがたどこさ、○○さ、○○どこさ、くまもとさ〜?

⑧学業や職業の経歴などを記した書類のこと

クロスワード答えは次号でお知らせします。
作成 事務局・堀洋美