2019年11月9日発行の新聞『被団協』433号の内容をご紹介します。

国家補償の援護法学習会濱谷正晴先生講演

10月5日(土)13時半~15時半、被災協地下講堂で「国家補償の援護法」について学習会をおこないました。 これは1994年12月に開かれた日本被団協緊急全国代表者会議「原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律の成立を受けて」を、一橋大学の名誉教授、濱谷正晴氏が撮影されたビデオを観ながら、参加者たち40名が話を聞きました。
映像では会議冒頭に当時の代表委員の伊藤サカエ氏が「政府与党の私たちの希望を欠いた提案が可決され、もっともっと大きな荷物を抱えた。私たちの後ろには34万人の死んだ人と一般戦災者がいる。国がした戦争の責任をなぜ国民が取らなければならないのか。もっともっと強く団結して。」と挨拶しました。代表委員の伊東壮氏は「今度の援護法でいったい我々の要求した理念はどうなったのだろう。具体的な施策は何がどのように伸びたのだろうと検証していくと、私どもが言ってきたこととはだいぶかけ離れてる。我々はこれをどう受け止めて、さらに運動を展開していくのか。
非常に重大な、被団協始まって以来の大きな転換点に立っている。『最後のすみかにここをしない』ということだけは今日、確認できるのではないか。」と話して論議が始まります。
当時50代、60代の全国代表の被爆者たちの熱い議論に参加者たちは心を揺さぶられました。「被爆者が命がけで求めてきた国家補償とは、ふたたび被爆者を作らない証しとは何なのか」「核兵器廃絶を頑張らねば」「被爆者運動を若い人たちにも知ってもらいたい」など、さまざまな意見が出されました。


ヒバクシャ国際署名長崎市民平和大行進

10月26日(土)午前9時より40分間、長崎市民平和大行進の開会集会が始まる前、署名活動をおこないました。40名以上の参加者が署名用紙を持って訴え、市民行進参加の市民や、観光客から446筆の署名が寄せられました。
長崎のうたごえ協議会の「一人から一人へ」の 署名の歌が響き渡る中、被爆者5団体の代表や平和推進協会の理事長の机の前では、中学生らが被爆者と楽しそうに話しながら署名に応じる姿がありました。また長崎市平和行進事務局が何度も署名を訴えるアナウンスで支援してくれました。


被災協運動・歴史、資料の保存について研究者との打ち合わせ会
10 月4 日(金)16 時より被災協2階会議室で、一橋大学の濱谷先生から「ノーモアヒバクシャ記憶遺産を継承する会」の資料の保存等について詳しく説明を聞いたあと、長崎大学、総合科学大学などの研究者と被爆者、二世で話し合いました。
被災協の会長だった葉山利行氏の資料が届き、これから谷口稜曄氏などの資料も保存に向けて取り組んでいきます。


長崎市北部の被爆者のつどい

10 月23 日(水) 14 時~16 時、北公民館第3研修室で被爆者8名、二世2名が集まりました。
これからの被災協の運動について話し合いましたが、被爆者として頑張って参加していきたいという70代の被爆者の方々もおられ、元気の出るつどいでした。


被爆75 周年記念誌・一言メッセージ
先月のニュースにハガキを同封いたしましたが、被災協では被爆体験証言集を、2020 年8 月9 日に出版するため、原稿、一言メッセージ、俳句、短歌、写真などを募集しています。
被爆75 年の記念誌に原爆そして敗戦、私たちはこの75 年をどのように生きてきたのか、私たちの思いを次の世代に残しましょう。
二世の方も二世としての思いをぜひ書いてお送りください。
被爆体験の聞き書きも進めていきますので、被爆体験を話す方、聞き取る方、ご協力をお願いします。

お電話ください。(電話:095-844-0958


被爆75 周年記念事業
いよいよ来年は被爆75 周年を迎えます。
被災協では長崎市の補助事業に「被爆75 周年のつどい」と「被爆75 周年記念誌」の企画を応募し、10 月23 日、長崎市の審査員会で被災協として計画している取り組みを映像で紹介しながら、田中会長、横山副会長、柿田事務局長が企画の意義を訴えました。
企画は無事、長崎市の審査で認められ、これから具体的に実行委員会を作り動き出します。
被爆者の平均年齢が82 歳を超えた今、被爆者がこれまで語ってきた思い、また一方で語りつくしていない体験を明らかにし、被爆二世、平和を願う市民が被爆体験、被爆者の思いを継承していく決意のつどいとします。
被爆が今も続く苦しみであることを証言し、核兵器のない世界を求める被爆者の思いを多くの人に知ってもらい、平和を考える記念誌となるよう目指します。
なお、被爆者の証言の声紋を爆心地公園に描いて、スマホをかざすと声や画像が呼び出せるというアーティスト・竹田信平さんの画期的な企画も被爆5 団体の推薦で応募し、認められました。
これから進捗状況をお知らせしていきます。


事務局日誌 10月

4日(金)原爆青年乙女の会集い、被災協運動、歴史継承の打ち合わせ

5日(土)「国家補償の援護法」学習会

7日(月)新聞発送

8日(火)~ 9 日(水)日本被団協 全国代表者会議、全国二世交流会(横山、柿田、佐藤)

10日(木)日本被団協中央行動( 同上 )

13日(日)県9 条の会(横山)

15日(火)署名事務局会議

19日(土)東京おりづるの子来訪、交流会

23日(水)長崎市被爆75 周年事業プレゼンテーション、長崎市北部のつどい

26日(土)長崎市民平和大行進、医福懇総会

27日(日)被爆地域拡大協議会学習会(横山、柿田)

28日(月)三役会

29日(火)ノーモア訴訟・長崎地裁

11月の予定

4日(月)ノーモア訴訟全国会議(柿田・佐々木)

8日(金)長崎市被爆75 周年事業授与式(田中、柿田)、新聞発送

10日(日)浦上川緑地帯花植え活動9 時半~

13日(水)署名事務局会議

15日(金)ノーモア訴訟最高裁要請行動(田中)

16日(土)日本被団協九州ブロック講習会・熊本

24日(日)ローマ教皇来崎・爆心地公園

25日(月)三役会、第4 回理事会

26日(火)国際署名街頭宣伝16 時・浜クロス前