2020年11月9日発行の新聞『被団協』445号の内容をご紹介します。

「核兵器禁止条約」批准 50 ヵ国を祝い核兵器廃絶を誓う会

10月25日(日)15時30分から、長崎の平和祈念像前で「『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会」は「核兵器禁止条約批准50ヵ国を祝い核兵器廃絶を誓うつどい」を開催しました。
25日当日に電話、FAX、メールなどで連絡し合い、被爆者、県民の会の団体、個人など二百名が駆けつけ、喜び合いました。
オープニングは「長崎のうたごえ協議会」のメンバーが毎月の街頭宣伝で歌ってきた署名の歌と「青い空は」で和やかな雰囲気で始まりました。
挨拶に立った田中重光・共同代表は「この青空のように気持ちは晴れ渡っています。」そして、これまでの活動を長年続け、志半ばで亡くなっていった被爆者たちへ感謝の言葉を述べました。
国連へ県民の会代表で署名を届けた川副忠子さん(長崎県平和運動センター被爆連・副議長)は国連、そして協力してくれた国々への感謝を述べました。
田上市長は「今日は皆さんと喜び合いましょう。皆さんの力です。また明日から次の一里塚を目指しましょう。」と挨拶しました。
最後に朝長万左男・共同代表も「本当の核なき世界を目指し、明日からがスタートです。頑張りましょう!」と訴えました。広島では原爆ドーム前で同時刻に開催され、世界へ2つの被爆地から核兵器廃絶をアピールしました。


(写真中央は田上富久・長崎市長)


長崎市民平和大行進

10 月 24 日(土)午前10時より毎年行われる市民大行進に、被災協から田中会長、田中安次郎・評議員と二世の会の佐藤会長と大越理事が参加しました。
今年はコロナの影響で参加人数が制限され、500名の参加でした。
被爆 75年の節目にしては少し寂しい行進となりました。
行進後の集会では、メッセージの付いた白い鳩を形取ったバルーンをみんなで飛ばしました。
真っ青な秋空に本当の白いハトが飛んでいるようでした。

「被災協・二世の会長崎」会長 佐藤直子


大村支部総会

10月6日(木)13時30分よりシーハット大村会議室にて「長崎被災協・大村支部総会」が開催されました。
今年5月、9月に亡くなられた大村支部の会員の方々への慰霊の黙とうを行いました。
橋貞夫・支部長は「新型コロナの影響で大村支部総会が延期となりました。
『ヒバクシャ国際署名』の活動は4年間で目標の50万筆を達成しました。
皆さんのご苦労の賜物です。
これからも核兵器廃絶に向かって頑張っていきましょう。」と挨拶しました。
長崎被災協の横山照子・副会長は「被爆者が何度も国連に足を運び訴えました。山口仙二さんのノーモアヒロシマ、ノーモアナガサキ、ノーモアウオーの訴えがようやく核兵器禁止条約とつながります。核兵器廃絶へ今後とも皆さんのご協力を」と話しました。
参加者たちはそれぞれの被爆体験に触れながら、交流を深めました。
次回は食事会、花見会などはどうだろうかと話し合われました。


被災協・二世の会・諫早

10月15日(木)19時30分より諫早市みのり会館会議室で「被災協・二世の会・諫早」の第33回諫早の集いを開催しました。
初めに亡くなられた被爆者の方々へのご冥福を願い黙とうを行いました。
森多久男・会長は「諫早市教育長から『被災協・二世の会・諫早』へ慰霊碑建立の感謝の意と、これから平和教育の教材にしたいと述べられたこと」を紹介し、「被爆二世の会・諫早」の活動目的の中の原爆被害の実相を多くの方々に伝える活動につながったのではないかと挨拶しました。
今後の二世の会の活動として、諫早市の原爆に関わるマップ作りや諫早駅から百日紅公園まで歩くことなどの意見が出されました。

「被爆二世の会・諫早」事務局長・大宮美喜夫


被爆二世健康記録帳(厚労省)

日本被団協が行っている厚生労働大臣との定期協議で昨年 12 月、二世の柿田・全国理事が「被爆二世」への健診記録手帳について要請したところ、加藤勝信・前厚労大臣が「手帳の意義付けについて検討している」と答えました。
これまでの日本被団協と二世たちの厚労省への要請が実り、日本被団協へ記録帳のひな型が今年 9 月届けられました。
日本被団協二世委員会の委員で内容を検討、意見を集約し、日本被団協が厚労省と話し合いを続けています。
2021 年4 月から各都道府県に配布される予定です。
被爆二世健診を周りの被爆二世に勧めてください。
より良い健診にしていきましょう。


10月の事務局日誌

6日(火) 大村支部総会(横山)
7日(水) 第 55 回署名事務局会議
9日(金) 新聞発送
24日(土) 市民平和大行進
25日(日) 「50 ヵ国批准を祝い核兵器廃絶を誓う会」

 

11月の活動予定

5日(木) 医療と福祉を考える長崎懇話会オンライン会議
9日(月) 署名事務局会議
17日(火)~
18 日(水)
日本被団協代表理事会
30日(月) 理事会 13 時半~
月末頃、熊本県被団協代表団来埼、交流会

 


●インフルエンザの予防接種を受けましょう。
●身体をこまめに動かしてお元気で。