2022 年 8 月 9 日発行の新聞『被団協』466 号の内容をご紹介します。

被災協結成 66 周年記念のつどい開催

7 月 23 日(土) 11 時より長崎市元船町のサンプリエールで「長崎被災協結成 66 周年のつどい」を開催し、被爆者はじめ二世、団体、市民 77 名が参加しました。

田中重光会長が主催者挨拶を行い、「被爆者は平均年齢 84 歳を超えてしまったが、核廃絶と国家補償の被爆者援護を求め前に進んでいる。被爆者の思いを受け継ぎ、これからも一緒に歩いてほしい」と決意を述べました。

長崎市の武田敏明・副市長が田上市長のメッセージを披露され、日本被団協の木戸季市・事務局長が自らの思いを核兵器禁止条約第一回締約国会議への参加体験と合わせ挨拶されました。
記念講演は長崎県保険医協会の本田孝也・会長による「被爆者とともに歩んできた道」。
長年被爆者医療に携わり、被爆体験者に寄り添って来られた本田会長は、その問題と課題を分かりやすく話され、好評でした。

先日、長崎市民栄誉賞を受賞した故山口仙ニさんの思い出を、NBC長崎放送の記者だった舩山忠弘氏、関口達夫氏が語られました。
長い付き合いだったお二人のお話は、仙ニさんの御人柄が感じられ、心に響きました。
そして、仙ニさんの戦争反対、核兵器廃絶の思いを引き継いでいかねばという思いを強くしました。
最後に横山照子副会長が、これからも被爆者は二世、三世、市民とともに戦争や核兵器のない世界へ歩み続ける決意を述べ、終了しました。


故山口仙二元会長長崎市「栄誉市民」顕彰式

7 月 19 日、故・山口仙ニ氏の長崎市民栄誉賞受賞式が長崎市役所で行われ、ご遺族の娘さんお二人が参加、田中会長、横山副会長、柿田事務局長が同席しました。
田上市長は核兵器禁止条約第 1 回締約国会議が開催され、 8 月にはNPT再検討会議という年にまさに良い時に山口さんの功績が再び光を浴び、本当に良かったと話されました。
私たちは今も山口仙ニさんに背中を押してもらっていると述べられました。
長女の野田さんより「苦しむ被爆者を二度と作らないと運動してきた父のことが認められ、また多くの方々のおかげで受賞できた。」と感謝を述べられました。


みなさんが、お一人おひとりが「本当によし原爆をなくそう」という気持ちになる。
そしたらそれはたいへん大きな力になるんです。
「私一人ぐらい」と思ったらとんでもないまちがいです。
魚を採るときに網があるでしょう。
網のひとつが破れると、ぱあーと拡がって破れるんです。
そういう意味で昔から言いますよネ。
「団結をしようじゃないか、網を破らないようにしよう。」ひとつでも網を破った人はたいへんな責任がありますネ。
そういう意味では、みなさんがこの団結をして、そして、被爆者たちが死んでしまったあとネ、みなさんが日本の政治をするでしょう。
政治を動かすのはみなさんなんですよ。
そのときに自分たちがほんとうにあと何年生き残れるのかというのはお一人おひとりの責任にかかっているんです。

山口仙二 長崎被災協被爆 70 年記念誌「ノーモアヒバクシャ」
(第 20 回全国高校生平和集会[特別発言]より)


核兵器禁止条約の会・長崎 活動報告会

7 月 24 日、被災協地下講堂で核兵器禁止条約の会・長崎主催で、ウィーンで開催された核兵器禁止条約第一回締約国会議の参加者の報告を中心とした報告会が開催され、50 名の被爆者・市民が参加しました。
共同代表の朝長万左男氏は、会議で核廃絶への決意を示す「ウィーン宣言」が採択されたことを「ここまで行動計画をまとめられたのは成功だ」と評価され、多くの現地の人と交流を深めた宮田隆氏をはじめ、ユース代表や高校生一万人署名のメンバーからも報告がありました。
その他、ドイツ外相と懇談した被災協の田中会長からの報告、禁止条約の会の結成のメッセージを送った駐日ロシア大使から条約への反対意見等を盛り込んだ文書が 6 月に届いたことの報告もありました。


被爆二世の会・長崎 原爆パネル展

長崎被災協・被爆二世の会・長崎が 7 月 30 日(土)、原爆写真パネル展を被災協 2 階会議室で開催しました。
平和祈念像前の観光客への二世会員の誘いかけもあり 115 名の方々に展示を見てもらいました。
親子や若い夫婦などの来場者は熱心に証言等に目を通し、スマホで展示物を撮影されていました。
ドイツ、米国、オーストラリア、ネパールなど海外からの方も足を運んでくれました。


安保法制化違憲訴訟・傍聴支援

7 月 14 日(木)、安保法制化違憲訴訟・福岡高裁に傍聴支援で被災協から 6 人参加しました。
長崎、福岡を含め、傍聴参加者は 52 人でした。
田中重光会長と城臺美彌子さんが戦争、原爆を経験して、憲法の大切さ、平和への思いをそれぞれの体験と平和活動に裏付けられた意見を原告として陳述しました。


浦上川緑地帯花壇・花植え

浦上川緑地帯花壇の花植えが 7 月 17 日(日) 9 時から被災協と二世の会・長崎の共催で行われました。
この活動は浦上川で原爆により亡くなられた方々の慰霊の為に、被災協の故池田早苗元理事により始められ、その後二世の会とともに続けている活動です。
被爆者や二世・三世、大学生やマスコミ関係者など幅広い世代 30 名が参加し、毎回作業を行う中での交流を深めています。
野球場ビッグNスタジアム隣・下大橋の近くに花壇がありますのでお近くにいらした際は、ぜひお寄りください。


7 月の事務局日誌

1 日(金) 核兵器禁止条約の会・長崎事務局会議
6 日(水) 日本被団協代表理事会(田中、横山)
7 日(木) 核兵器禁止条約採択5周年のつどい
8 日(金) 新聞発送作業、被災協 66 周年実行委員会
9 日(土) 平和宣言文起草委員会(田中、佐藤)
10 日(日) 第 2 回理事会
12 日(火) 安保法制打合せ(田中、城臺)
14 日(木) 安保法制訴訟(田中、城臺、横山、柿田、中川原、田中や、橋本)
15 日(金) 核兵器禁止条約の会・長崎事務局会議(田中、柿田、横山、中元)
17 日(日) 浦上川花壇花植付け
19 日(火) 故山口仙二氏栄誉市民授賞式(田中、横山、柿田)
21 日(木) 核兵器禁止条約の会、長崎田上市長と共同代表懇談(田中、柿田)
22 日(金) 安倍元首相国葬実施決定反対声明発表(田中)
23 日(土) 被災協結成 66 周年記念のつどい
24 日(日) 核兵器禁止条約の会・長崎 活動報告会
27 日(水) 被爆体験語り継ぐ会打合せ会議

 

8 月の予定

6 日(土) 広島平和祈念式典
7 日(日) ピースアクション(松尾、今道、山川)
8 日(月) 〃 虹のひろば(田中)、新聞発送
9 日(火) 長崎市平和祈念式典(田中、陸門、綿谷、長野、山崎、佐藤)
二世の会献花式
被爆者 4 団体政府要請(田中、中元)
11 日(木) 諫早慰霊式~諫早被災協、二世の会・諫早(中川原、山崎)