2022 年 11 月 9 日発行の新聞『被団協』469 号の内容をご紹介します。

高橋眞司先生講演学習会

「被爆者のあゆみを学ぼう」開催

被災協では、これまでの被爆者運動を振り返り学んでいくため、学習会「被爆者のあゆみを学ぼう」を 10 月 29 日(土) 14 時から 16 時、被災協講堂で開催し、34 名の被爆者、二世、市民が参加しました。
この学習会は どなたでも参加できる学習会として 1 ~ 2 カ月に 1 回程度開催していきます。

第 1 回は、高橋眞司長崎大学元教授が、「長崎にあって哲学する〜三つの出会いを中心に」と題して講演を行いました。
高橋先生は一橋大学大学院で故石田忠教授の被爆者調査に関わり、1973 年長崎造船大学(現長崎総合科学大学)の講師となり、その後長崎大学へ。
長崎平和宣言文起草委員や長崎原爆資料館の展示監修も務められました。
高橋先生は、長崎の被爆者運動について、被爆者や研究者との横のつながりがあったことをあげられました。
次回は高橋先生が永井隆博士の「浦上燔祭説」について講演されます。


次回学習会

「浦上燔(はん)祭(さい)説批判への道すじ」
11 / 26 (土) 14 時~
被災協地下講堂
参加費500円


参加者の感想より

渡辺千恵子さんが、お母さんから自立されたこと、心を解放されて世界の人々へ体験を話されていったこと、その他多くの被爆者が救われていったことをおききして感動しました。
被爆者でない高橋先生や鎌田先生、石田先生方が被爆者問題にかかわり、人と人とのつながりをつくって下さったことを知ってびっくりしました。
被爆者援護法が出来たおかげで私たち被爆者が現在も安心して被爆後の治療を受けることができるし、世界に向かって発言できるようになっていると思います。
今、子どもたちまで、日本がこれから恒久平和を続けられるかについて非常な不安となっています。
日本も戦争をするのではないかと!
被爆者として、子ども時代に戦争と原爆を体験したものとして、決して戦争しないこと、日本国憲法を生かすことによって戦争の準備をしないことを核兵器廃絶→核廃絶(平和利用もダメ)という運動を子どもたちと共に進めたいと思います。

( 80 歳代)

被爆者の平均年齢が 80 歳を超え、生身の体験を聴くのがいかに貴重なものであるかを日々感じています。
私の祖父母も 4 人共被爆者でしたが、幼いころに少し話を聴いただけで、8 月 9 日を思い出したくないと以後原爆の話はしませんでした。
でもこのような人が広島・長崎に沢山いるだろうと思います。
そのような中でも勇気をもって続けて来られた被爆者の皆さんの歩みを学ぶことができ、非常に勉強になりました。
もっといろいろな文献を読んで勉強していきたいなと思いました。

( 20 歳代)


―被爆者相談所よりー ひとりで悩まず、まずご相談ください

先月、「介護手当の申請をしてみませんか」と呼びかけましたところ、長崎市、大村市、南島原市などから、さっそく反響がありました。
この方々には、それぞれ申請を行ない、準備を進めているところです。
今、被爆者の方は、介護が必要な年齢となられ、家族介護手当への関心が寄せられていますが、被爆者は、健康診断や一般疾病医療費の受診のほか介護手当、葬祭料、健康管理手当などの諸給付を受けることができます。
しかし、被爆者の方は、ただちに給付が受けられるわけではありません。
被爆によって病気になったことを立証し、自ら給付の申請をしなければ何も給付されないのです。
今月も、家族介護手当の認定を受けた方や原爆症・医療特別手当の認定が決定し、支給が始まった方が相談所に報告に来られました。
あなたも、申請が出来るかもしれませんよ。

まずは、お一人で悩まずにご相談ください

<ご相談は、被爆者相談所 電話095-844-0958中川原 までどうぞ>


市民大行進に参加しました

10 月 29 日(土)、国連軍縮週間(※)にあわせ、約 700 名の市民が平和祈念像前から原爆落下中心地までを行進し、原爆で犠牲になられた方を追悼し、世界に強く平和を訴えました。
長崎市内の被爆者団体や自治会などでつくる「世界平和祈念行事実行委員会」が主催し、被災協から田中会長をはじめ被爆者と二世、市民 10 名が参加。
ゴール地点の爆心地公園で黙とうの後、ハトをイメージした白いバルーンをみんなで飛ばしました。

※ 10 月 24 日から 30 日。国際連合が発足した 10 月 24 日から 1 週間を国連軍縮週間としている。


被爆体験講話を録画・保存します

9 月の理事会で被爆者体験講話を録画し、記録・保存すること、今後学校などでの学習に利用いただけるようにすることが決まりましたが、11 月 13 日より、講話の録画が始まります。
学校との確認・調整を行い 12 月初めにかけて 16 名の講話を録画していくこととなっています。


被爆体験を語り継ぐ会

多くの子どもたちに語り継ぐ

長崎に多くの修学旅行生が来られ、被災協の会場でも多くの子どもたちが被爆体験に耳を傾け、平和の尊さを学んでいます。
今年は春・秋ともコロナ感染の影響は少なく、ほぼ予定通り実施されており、4 月から 12 月で約 360 件の見込で、コロナ禍以前の 2019 年度とほぼ同じ件数となっています。


2023 年年賀はがきの申込みを受付中

ご希望の方は被災協事務所まで
代金の一部は被災協の事業収入となります。


いよいよ今月です

アップダウン原爆劇

「被災協・二世の会・長崎」では昨年 8 月に実施のアップダウンの原爆劇を開催します。
二人が長崎に足を運び、「重い原爆の話を自分たちが演じて良いのか」と真剣に悩みながら、被爆者、二世に話を聞き、向き合い、練り上げた内容の原爆劇です。

2022 年 11 月 20 日(日)
開場:13 時 開演:14 時~ 16 時
とぎつカナリーホール(時津町野田郷62)
無料駐車場有(台数制限あり)
●地元ミュージシャン演奏、原爆詩朗読、山里中学校コーラス部の演奏も
前売 大人 1500 円 中学・高校生 500 円
当日 大人 2000 円 中学・高校生 1000 円
小学生以下 無料


10 月の事務局日誌

4 日(火)
~ 5 日(水)
日本被団協全国都道府県代表者会議(田中、溝浦、柿田)
5 日(水) 禁止条約の会 諫早市長訪問
6 日(木) 日本被団協 中央行動(田中、溝浦、柿田)
7 日(金) 禁止条約の会事務局会議(田中、横山、柿田、中元)
新聞発送
14 日(金) 国立追悼記念館より来訪(田中)
19 日(水) 被災協学習会実行委員会
26 日(水) 被災協財政プロジェクト会議
29 日(土) 市民大行進
「被爆者の歩みを学ぼう」第 1 回学習会(高橋眞司先生)

 

11 月の予定

9 日(水) 新聞発送
10 日(木) 被団協九州ブロック会議(田中、横山、柿田)
13 日(日) 禁止条約の会 フォーラム(田中、横山、柿田)
14 日(月) 「被爆者のあゆみを学ぼう」第二回実行委員会
20 日(日) 二世の会・長崎 アップダウン原爆劇
21 日(月) 禁止条約の会事務局会議
25 日(金) 被災協第 4 回理事会
26 日(土) 「被爆者のあゆみを学ぼう」第 2 回学習会(高橋眞司先生)
28 日(月) 被団協 二世委員会(柿田)