長崎被災協では、6月17日(土)午後2時から第6回目となる「被爆者のあゆみを学ぼう」学習会を開催し被爆者や二世、市民など40名が参加しました。
今回は横山副会長とジャーナリスト畠山氏とで「被爆者援護の歴史」を振り返る第3回目。
松谷英子さんを招き、松谷訴訟と原爆症認定訴訟について振り返りました。
松谷さんは、当時を振り返り、仲間の被爆者や全国の支援者への感謝の言葉を何度も述べられました。被爆者の故渡辺千恵子さんが死去前年に病床で原告側証人を務めてくれたことを挙げ「私のために、下半身の傷を(見なくて)結構ですという裁判官らに「見てください」といい証言を行ったことに忘れられない。今も感謝している」と話されました。渡辺千恵子さんは、亡くなる約3カ月前の1992年12月に病床で証言を行いました。
松谷訴訟は12年もの闘いの後、200年7月18日に勝訴が確定、7月31日に松谷さんへ厚生省から原爆症の「認定書」が発行されました。

今回、学習会の内容を動画(youtube)にて公開しています。
こちらとなります。 →被爆者援護の歴史③松谷訴訟と原爆症集団訴訟(2023.6.17) 

次回学習会は 7月15日(土)14時から16時、被災協二階会議室で
元NBC長崎放送記者の舩山忠弘氏を招き、
「私の被爆体験と原爆報道」として行う予定です。

(資料代として500円が必要となります)