2026 年 1 月 17日発行の新聞『被団協』507 号の内容をご紹介します。

2026年を迎えました
本年もよろしくお願いいたします

今年は、長崎被災協と日本被団協結成70年の節目の年になります。
昨年、長崎被災協は、被爆80年に向けてプロジェクトチームの計画(世界へ被爆者80名の動画配信、記念誌の発行、つどい開催、ノーベル平和賞受賞記念碑建立)を皆さんと共に進めることが出来ました。ありがとうございました。
参院選後、新たに誕生した高市政権内での「非核三原則」見直しの動きや、官邸関係者の非公式取材での核保有発言など、国是を葬りさろうとしているのでしょうか。
私たち被爆者はこのような動きを許すことはできません。今年は結成70年にふさわしい運動と共に、日本政府に核兵器禁止条約への参加と国家補償の援護法の制定を求め、核兵器も戦争もない世界へ市民と共に前進しましょう。


2026年1月9日 一般財団法人 長崎原爆被災者協議会 会長 田中 重光


デジタル紙芝居
松谷英子さんの半生を描いた「この傷が痛むんです」完成

2025年12月13日(土)、長崎被災協講堂で松谷英子さんを招き、松谷さんの半生をデジタル紙芝居として完成した動画の上映を行いました。
前日に日本弁護士連合会(日弁連)が、長崎市内で人権擁護大会を行い、長崎原爆松谷訴訟で弁護団の一人であった原章夫弁護士から大会参加者に呼びかけて実施した被爆体験を聴く会の中で行われました。
動画は横山副会長が企画提案、長崎新聞の三代(みしろ)記者が取材とシナリオ作成、長崎在住の漫画家の西岡由香さんが作画を行い、ナレーション(日本語・英語)は高校生、英訳は高校の英語講師、動画編集は長崎新聞カメラマン西本さんが担当しました。三代記者は、「取材を行い2年間かけ完成した。いろいろな人が関わってこの紙芝居が出来た」、西岡さんは「松谷さんに何度も会って話を聴いた。そろばんを使う際の指の曲がり具合が違うなど、何度も絵を確認してもらった。原爆は落とされた後も人を苦しめるものだということを知ってほしい」と話しました。この動画は長崎被災協のYoutubeで見ることが出来ます。

視聴時間:約23分  
動画はこちらから
 

紙芝居画像です(西岡由香さん画)


左より 三代さん、西岡さん、松谷さん、横山さん


第87回ナガサキ不戦の集い

長崎市爆心地公園にある「核廃絶人類不戦の碑」前では1981年12月8日に、この碑が建立されて以来毎年、8月15日と12月8日に、「ナガサキ不戦の集い」が開かれています。
太平洋戦争開戦から84年が経った2025年12月8日、被爆者や二世、市民や高校生など約30名が集まり、戦争での犠牲者に黙とうしました。
長崎被災協の田中重光会長は「軍事力増強で平和を維持しようというのは非常に危うい考え方だ。日本は平和憲法を持っており、国連には国連憲章、話し合いの中で培われた条約がたくさんあるこれらを活かして国際協調のために影響力を発揮することが大事では」と述べました。


「非核三原則見直し」に対する集会・声明

非核三原則(核兵器を持たず、作らず、持ち込ませない)は、日本の国是とされています。
しかし、高市首相は安全保障関連3文書を改訂する際に、非核三原則を堅持するのか明言を避けています。
このため長崎の被爆者4団体は「核と人類は共存できない 今こそ非核三原則の法制化を」と12月14日、被災協講堂にて「今こそ非核三原則の法制化を」集会を開き、非核三原則を堅持して核兵器廃絶に結びつけていくために、非核三原則を法律にして明文化することを求めました。
また12月24日には記者会見を開き、首相官邸の幹部が「核兵器は保有すべきだ」と発言したことも踏まえ、声明を発表しました。
声明は25日、総理官邸や与党の自民党、日本維新の会へ送りました。


恵の丘原爆ホーム慰問

毎年年末に慰問している恵の丘原爆ホームを12月22日(月)に訪問しました。溝浦副会長、佐藤理事、柿田事務局長がシャンプーなどを届け、入所者の皆さんと交流を行いました。


12月の事務局

3日(水) 九州ブロック相談事業講習会
9条の碑街宣
7日(日) 被爆二世の会・長崎 理事会
8日(月) 不戦のつどい
9日(火) 日本被団協組織・情宣部会(横山)
10日(水) 日本被団協代表理事会(田中、横山)
新聞発送
12日(木) 被爆者4団体記者会見
12(金)~
13(土)
日弁連人権大会(横山)
14日(日) 「今こそ非核三原則の法制化を」集会
22日(月) 恵の丘原爆ホーム慰問(溝浦、佐藤、柿田)
24日(水) 被爆者4団体記者会見
26日(金) 仕事納め

1月の予定

6日(火) 核兵器禁止条約の会・長崎事務局会議
9日(金) 新聞発送
14日(水) 青年乙女の会 碑のつどい打ち合わせ
16日(金) 三役会議・理事会
20日(火) 日本被団協厚労省協議(田中、横山、佐藤)
21日(水) 中央相談所委員会(~22日(木) 横山)
二世委員会(佐藤)
禁止条約発効5周年つどい
22(木) 核兵器禁止条約発効5周年
26日(月) 日本被団協 起草委員会(田中)