2024 年 9 月 9 日発行の新聞『被団協』491 号の内容をご紹介します。

「胎内被爆者の会」との懇談会

◆8月9日(金) 13:30~15:30 被災協二階会議室


「原爆胎内被爆者全国連絡会」は2014年8月に結成され、19都府県82人の会員で、胎内被爆者同士の交流や被爆体験継承など各都道府県被爆者団体と連携しての活動を行われています。
今年11回目となる「胎内被爆者のつどい」を長崎で開催することとなり、13名の会員さんと長崎被災協の被爆者・二世4名と意見交流を行いました。
広島の参加者が多く、広島の遺構や継承の在り方などの意見が出されました。

長崎から陸門良輔さんが修学旅行生へ被爆体験を語っている活動について話しました。
長崎被災協は被爆80年に向けた3つのプロジェクトの取り組みについて説明しました。
俳優の斎藤とも子氏が挨拶し、日本被団協から田中煕巳代表委員が参加しました。


全国の生協組合員さんへ 被爆者の思いを

2024ピースアクションinナガサキ

2024年8月7~8日、長崎県生協連と日本生協連の共催で「2024ピースアクションinナガサキ」が行われ、全国からオンライン参加含めのべ約1,300人が参加されました。
長崎被災協からは、8月7日に被爆体験を語り継ぐ会講師でもある城臺美弥子理事が「室内碑めぐり」として被災協講堂でプロジェクターを使い、モニュメントや被爆遺構などを紹介しました。
講師の八木道子さんはプロジェクターを活用しながら「被爆の証言」を行いました。
そして8日には、講師の三田村静子さんが手作りの「平和紙芝居」での被爆体験、「虹のひろば」では田中会長があいさつを行いました。


▲城臺さん「室内碑めぐり」

▲八木さん「被爆の証言」

田中会長は、「岸田首相が総裁選不出馬を表明した。防衛費の大幅増額・日米同盟強化など戦争が出来る国づくりを進めた」と批判しました。


第84回 ナガサキ不戦の集い

◆8月15日(木) 10:30~11:30

 爆心地公園「人類不戦の碑前」 約30名参加


長崎被災協など7団体が主催して84回目となる集いが開かれ、最初に全員で戦争での犠牲者を追悼して黙とうを行い、二度と戦争をしないとの誓いを新たにしました。今回は観光で訪れた方もそのまま参加された方もおられ、献花の列にも加わりました。
終戦を満州で迎え、関東軍の逃亡後、残された開拓民の惨状は知られています。当時14歳だった桝井ケイ子さんの手記が紹介され、軍隊が駐留してなく、父親が現地の住民と信頼関係を築いていたことで良くしてもらった人々が家族の窮地を救ったエピソード。ここからはお互いの国民が人間として向き合い、信頼関係を築くこと、争いを呼び込む武力は遠ざけることが自分と周りの安全を守ることではないかとの意見が紹介されました。


お見舞金をいただきました

 ◆8月7日(水)、9日(金) 被災協事務所にて

8月7日には日本原水協より、8月9日には宗教懇話会よりお見舞金をいただきました。
ご支援に感謝申し上げます。


海外代表との交流会

◆8月8日(木)10:30~11:30 被災協二階会議室

原水爆禁止世界大会に参加している海外代表のうち約40名が被災協を訪れ、横山照子副会長と溝浦勝副会長が被爆体験を語りました。海外代表の皆さんは集中して聞かれていました。また柿田富美枝事務局長は被爆二世の医療保障は喫緊の課題であると話しました。
被災協の「世界へ広報活動プロジェクト」の英語での被爆証言ビデオ制作を紹介し、SNSで広めてもらうようお願いました。


被爆二世の会・諫早より

被爆二世の会・諫早より

◆8月11日(月)10:55~11:50 諫早市天満町百日紅公園

多くの被爆者を火葬した場である百日紅(さるすべり)公園に、
諫早被災協が被爆75年に慰霊碑を建立し、4年前から慰霊祭を行っています。
今回の慰霊祭には被爆者や二世、市民、学生など約80名が参加しました。
あいさつを行った溝浦副会長は、「戦争を知らない世代が8割以上を占める今、原爆の悲惨な実相を、次の世代に語り継いでいく事は、ますます、重要になり、改めてこの慰霊碑に込められた想いを、次の世代にしっかりと引き継いでいき、世界中の人たちに、核兵器の被害の実相を伝えていく」と述べました。
地元小中学生により平和の誓い、千羽鶴の奉納が行われ、体験継承と命を大切にすることを改めて誓いました。


被爆二世の会・長崎

献花を行いました

79回目の長崎原爆の日。8月9日(月)午前9時に爆心地公園で、「長崎被災協・被爆二世の会・長崎」が9名の参加で献花式を行いました。

「被爆二世の会・長崎」の山崎和幸会長が挨拶し、黙とうの後、壱岐市から参加した会員が中心碑へ献花を行い、亡くなられた被爆者の方々への慰霊と核兵器廃絶を誓い合いました。


8月の事務局

3 日(土) 慰霊祭実行委員会/二世の会・諫早
4 日(日) 百日紅公園の慰霊祭前清掃/二世の会・諫早
二世の会・長崎 理事会
6 日(火) 80年記念誌・記者会見
7 日(水) 生協連ピースアクション(八木、城臺、三田村
8 日(木) 生協連ピースアクション虹のひろば(田中)
日本原水協海外代表との交流会
9 日(金) 平和祈念式典 二世の会長崎 献花
団体要望(田中、溝浦、中元)
全国胎内被爆者の会との交流会
11 日(日) 諫早慰霊祭
10 日(土)~
18 日(日)
事務所休み
15 日(木) ナガサキ不戦の集い
18 日(日) 被爆体験語り継ぐ会 会議(講堂)
22 日(木) 記念事業PJ会議
24 日(土) 長崎の郵便配達」朗読と音楽つどい(平和推進協会)
28 日(水) 医療と福祉を考える懇談会Zoom会議(柿田)
NHK国際放送(ロシア語放送)取材(横山)

 

9月の予定

1 日(日) 被爆二世の会・長崎 理事会
2 日(月) ブルーブロンズストア話し合い(田中、柿田)
6 日(金) 9条の碑選考会 記念誌編集委員会
11 日(水)~
12 日(木)
日本被団協代表理事会(田中、横山)
12 日(木) 日本被団協代表理事会(田中、横山)
14 日(土) 9条の碑最終選考委員会、
香焼収容所慰霊式(田中、中元)
20 日(金) 三役会、理事会
26 日(木) 九ブロ代表者会議(田中、柿田)
27 日(金) 世界広報PJ
28 日(土) 9条の碑街宣