2025 年 2 月 9 日発行の新聞『被団協』496 号の内容をご紹介します。

被爆者の声を広げ、核兵器禁止条約促進代表in
Spain & France
田中会長 スペイン・フランス訪問

1月14日(火)~28日(火)

核兵器禁止条約を世界に広げていこうと、日本被団協と日本原水協の代表団がスペイン・フランスの二国を訪問しました。被団協の代表委員の田中重光(被災協)会長は、学校や市民参加のイベントなどで体験を語り、核保有国であるフランスでは、「核は絶滅だけを目的とした悪魔の兵器だ」と、核廃絶が急務であることを訴えました。

主なスケジュール

14日~15日 長崎➡羽田➡ロンドン➡マドリッド
16日 国会議員との公開討論会
マルルドフヘム校生徒とのミーティング
17日 ATENEDでの大衆集会、パブロ6世財団公開イベント
18日 リーバス・パシアマドリード市 平和公園訪問➡サラゴサ 集会 テーマ「戦争を終わらせよう」
19日 サラゴサ➡バルセロナ
20日 バルセロナ小学校での被爆証言会、バルセロナの平和団体との交流
21日 バルセロナ市議会でのメディア対応
被爆者歓迎式(市庁舎)
22日 バルセロナ➡パリ
23日 パリ フランス労働総同盟で記者会見、集会
24日 フランス国会議員との会談
レンヌ市で被爆証言会
25日 レンヌ市歓迎式典
サン・マロ市歓迎式典
26日 フランス基地(核配備)周辺デモ行進
27日 パリより帰国の途へ➡28日夜長崎着

 


20年前、谷口さんと田中会長とで訪問したさいの横断幕を持ってきていただきました。

 


バルセロナ市長と

 


日本被団協 ノーベル平和賞受賞記念展
長崎原爆資料館で開催中

~3月28日(金)まで

ノーベル平和賞受賞を記念し、日本被団協ノーベル平和賞受賞記念展が長崎原爆資料館で開催されています。

初日の1月23日(木)午前9時に、オープニングセレモニーが長崎被災協の理事や講話講師など関係者を招き、実施されました。
開会あいさつで横山副会長は、「長崎の若者たちが被爆者の心をくみ取って」とあいさつしました。
被爆者運動の歩みや授賞式の写真、メダルや賞状のレプリカの展示や、被爆者運動を支えてこられた山口仙二さんたちの紹介パネルの展示や、被爆二世や若い人達の活動も紹介されています。

原爆資料館に隣接する 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館でも、特別企画展「体験記が伝える 被爆者の思い」が開催されています。
こちらでは被爆者の証言ビデオも視聴出来ますので、あわせてご覧いただければと思います。(どちらも3月28日(金)までとなっております)

 

 


日本に核兵器禁止条約に署名・批准を求める署名
28,325筆が集まりました

この「被団協(長崎版)」11月号でみなさんにお願いした「日本に核兵器禁止条約に署名・批准を求める署名」ですが、1月初めまでに28,325筆が集約され、日本被団協に送付いたしました。

今回、長崎創価学会さんが県内の会員さんから2万8千筆余の署名を集めていただき、12月23日に被災協事務所に長崎創価学会の三浦直隆・総県長から田中会長に署名を寄託いただきました。
国際署名のときから「核兵器のない世界の実現のために」とご協力いただいており、今回も大きな力となりました。

 


日本被団協ノーベル平和賞受賞記念
長崎平和フォーラム

長崎で県民に受賞を報告し、被爆80年の取り組みを語り合う「長崎平和フォーラム」を開催します。

日時:3月8日(土)14時~16時半
会場:ベネックス長崎ブリックホール国際会議場
主な内容:ノーベル授賞式での訪問団映像
     田中会長基調講演
     パネルディスカッション


被爆二世の会・諫早  原爆パネル展開催

1月20日~24日 諫早市役所1Fロビ-

被爆80年となる節目の年の年頭に、日本被団協のノーベル平和賞受賞 関連資料を展示するパネル展を開催いたしました。
核兵器がいかに恐ろしく、非人道的であるか,日本被団協・長崎被災協での運動に携わった方々が「核のタブー」の確立に貢献したことを、諫早市民の皆様に深く知っていただける機会となればと思います。

 

今回の原爆パネル展示は、参加者からの感想をたくさんいただきましたので、多くの方に、ご覧いただけたのかと思います。今後も、諫早市役所での展示を開催していきたいと、会員の皆さんと話しました。
また今回のパネルは、諫早市図書館の館長からの申し出で2月22日(土)の諫早図書館での催し時に展示を行いました。


「ノーベル平和賞」の受賞を共に祝う会

1月12日(日) 長崎市ホテルセントヒル長崎

日本被団協のノーベル平和賞受賞を祝う会が開かれ長崎被災協を含む被爆者4団体の関係者ら約40人が出席し、受賞をともに喜びました。

田中会長は、「全ての被爆者、核廃絶運動に取り組む方々と一緒にもらった賞」と感謝の言葉を述べ「核兵器について知らない国、知らない人たちがたくさんおり、私たちの運動を継承していく人たちをここ数年間で増やしていくことが重要だ」と述べました。
他の被爆者三団体の方や高校生から、心温まるメッセージをいただきました。


核兵器禁止条約発効4周年のつどい開催

1月19日 (日)10:30~11:30 長崎被災協講堂

核兵器禁止条約は、核兵器の開発や保有、威嚇などを全面的に禁じる条約で、2021年1月22日に発効しました。
発効から4年目を迎えることを記念して、被災協など被爆者4団体や平和団体などで組織している「核兵器禁止条約の会・長崎」が主催して集会を行いました。

ノーベル平和賞受賞式に参加した横山照子副会長は、ノーベル委員会委員長の「被爆者は世界に必要とする光」ということばを受け、被爆者がゼロになる日まで大切に支えあっていく」と発言しました。


1月の事務局

6 日(月) 仕事始め
8 日(水) 被団協、石破首相と面談(田中)
9 日(木) 長崎市長面談(田中、横山,溝浦、柿田)
12 日(日) 被爆者団体による祝賀会
被爆二世の会・長崎理事会
14 日(火) 禁止条約の会記者会見、記念事業プロジェクト
14 日(火)~
28 日(水)
田中会長スペイン・フランス訪問
15 日(水) 世界広報プロジェクト
19 日(日) 核兵器禁止条約の会 つどい
20 日(月) 二世の会・諫早原爆写真パネル展(諫早市役所~24日)
医療と福祉を考える長崎懇談会(柿田ZOOM)
22 日(水) 原爆資料館企画展オープニング
23 日(木) 日本被団協代表理事会(~24 横山)
記念誌編集委員会
24 日(金) 中央相談所委員会
29 日(水) 原爆青年乙女の会打合せ/td>
31 日(金) 記念誌編集委員会

 

2月の予定

2 日(日) 被爆二世の会・長崎 理事会
6 日(木) 大村市長表敬訪問(田中、横山、綿谷、中川原、六田、大宮)
7 日(金) 大村支部 市政功労賞受賞
被爆二世、三世厚労省要請
12 日(水) 記念誌編集委員会 核兵器廃絶キャンペーン
14 日(金) 三役会、これから被災協プロジェクト、理事会
18 日(火) 長崎市特別栄誉表彰
19 日(水) 青年乙女の会 打ち合わせ
長崎原爆資料館運営審議会(田中)
20 日(木) 社保協取材(田中、横山)
21 日(金) 世界広報プロジェクト
23 日(日) 「被爆体験者は被爆者だ」意見交換会
24 日(月) 長崎原爆・被爆者運動資料の保存と活用意見会
27 日(木) 九州ブロック講習会(福岡)