2025 年 3 月 9 日発行の新聞『被団協』497 号の内容をご紹介します。

日本被団協ノーベル平和賞受賞記念
長崎平和フォーラムを開催

3月8日(土)14:00~16:30
ベネックス長崎ブリックホール国際会議場

日本被団協のノーベル平和賞を受賞を受け、日本被団協構成団体の長崎原爆被災者協議会が、長崎県民に受賞を報告し、被爆80年の取り組みを語り合う「長崎平和フォーラム」を長崎新聞社との共催で開催、約400名の参加者に受賞を報告しました。
まず、最初に田中会長の基調講演が行われ、「受賞の際に受け取ったメダルの重さを私たちの責任の重さと感じた。原爆は悪魔の兵器であり、核兵器を持つ理由は、被爆者としては認められない。
日本だけでなく、世界の人達が考え、各国政府に核兵器をなくす方向に向かっていかないといけない」と述べました。

 

 
第二部では被爆体験継承などの活動を語り合うパネル討論が行われました。
ノーベル平和賞受賞の意義、被爆80年で力を入れる取り組み、被爆二世の役割、被爆100年に向けて とテーマに沿って、パネリストの横山照子・被災協副会長、鈴木史朗・長崎市長、大越富子・二世の会・長崎副会長、大宮美喜夫・二世の会・諫早事務局長、井手こずえ・ララコープ会長より発言を行いました。進行役は林田光弘・ピースエデュケーションラボ長崎 代表理事でした。

 

 

最後に「核兵器廃絶運動や平和活動を、持続可能な取り組みにするために必要なこと」テーマで、横山副会長は「核兵器禁止条約に日本政府が批准せず、オブザーバー参加すらしない。
被爆から10年間、被爆者が見捨てられた時と同じだ。日本が参加すると流れが変わるはずだ。
核兵器禁止条約について日本政府に働きかけていくこと、そして今発射できる核弾頭が約4000発あるという現実からおきることを想像し、『核兵器のない世界』にむけあきらめずに進みましょう」と述べました。

 


長崎市特別栄誉表彰受賞

長崎市より長崎原爆被災者協議会に、市の最も上位の表彰となる「特別栄誉表彰」が贈られることとなり、2月18日(火)、長崎市役所で鈴木市長から田中会長へ表彰状が授与されました。

長崎被災協からは、田中会長、横山副会長、本田理事、柿田事務局長が表彰式に参加しました。
鈴木市長より、「日本被団協のノーベル平和賞受賞は長崎市の誇りであり喜びだ」とお祝いの言葉をいただきました。
田中会長より、核廃絶の目標には達していないが、市民と共に声をあげ、命ある限り頑張りたいと述べました。

 


市政83年記念大村市表彰式

大村市では、これまで市政の発展に尽力した個人・団体を表彰されています。
今年は、長崎原爆被災者協議会大村支部が表彰されることになり、2月7日(金)に大村市役所で表彰状が贈呈され、綿谷大村支部長、六田さん、大宮理事が参加しました。

 


被爆二世、三世 厚労省へ要請

2月7日(金)、被爆二世、三世全国連絡会では、全国から被爆二世、三世19名が参加し、厚労省要請を行いました。長崎から柿田富美枝、大越富子が参加しました。
厚労省の石井慎太郎・原子爆弾被爆者援護対策室室長補佐に、全国からの署名11,143筆を提出、「被爆二世、三世に被爆者援護に関する法律の適用を求める要求」要請書を森川聖詩・代表世話人が手渡しました。1時間半の要請の中で、被爆二世、三世11名が悲痛な叫びともいえる、それぞれ家族の病歴、現状を語り、国へ医療の補償を求めました。
紹介議員に参議院議員1名、衆議院議員2名が挨拶を行いました。また新聞、テレビ局が6社、取材を行いました。

 

 


九州ブロック相談事業講習会に11名参加

2月27日、福岡県教育会館で開催された「九州ブロック相談事業講習会」には九州各県から61名、長崎から被爆者6名、被爆二世4名、市民1名が参加しました。
「ノーベル平和賞受賞と日本被団協の被爆80年に向けた課題」と題し、田中煕巳・代表委員が講演しました。
そのあと、原玲子・日本被団協中央相談所委員会委員が「被爆79年の今ー被爆者の援護・介護問題ー」について話しました。国家補償、社会保障についての質問も出て、有意義な話を聞くことができました。

 


被爆二世 英語による講話を実施

 

1月6日(月)、長崎大学留学生(韓国中央大学)16名に柿田富美枝は、母親と山口仙二氏、谷口稜曄氏の被爆体験を被災協地下会議室で、英語での講話を行いました。
学生たちからは日本被団協のノーベル平和賞受賞を祝う発言が相次ぎました。
また「原爆の被害の悲惨さがわかった」「核兵器はなくさねばならない」「世界から戦争をなくすにはどうしたら良いのか」などの意見が出されました。
2月13日(木)は、インターナショナルスクールの小学生6名に英語で話をしました。
生徒たちは「どうして戦争をするのだろうか」「原爆は怖い」と話していました。

2024年秋のタイ留学生に続き、今年度は3校あり、外国人からの講話の依頼が増えていきそうです。


紙芝居『瀕死の人々は諫早へ 氏原和雄の救護被爆体験』完成

長崎被災協・被爆二世の会・諫早では現在、諫早駅と諫早市旧火葬場で被爆体験をされたお二人の体験を基に、昨年4月から二つの紙芝居を総勢11名の会員で制作しています。
その一つ、氏原和雄氏(元被爆者手帳友愛会諫早事務局長)の救護被爆体験を題材にした紙芝居制作に取り組み、心待ちにされておられた氏原和雄氏ご夫婦をご招待し、紙芝居完成のお披露目を2月15日(土)13:30より長田いこいの広場みのり会館2階会議室で実施しました。

 

 

紙芝居では、15歳で諫早駅に動員されていた氏原さんは、列車で運ばれてきた負傷者の救護活動を行い、地獄のような体験をしたこと。お子さんが7歳の時白血病で亡くされたことなどが描かれています。
氏原さんは「二世の会の方々の努力を感じた。子どもさんが見て、びっくりするような内容の紙芝居。これを機会に、後世に遺るよう有効に紙芝居が活用してほしい」と感想を述べられました。
現在、被爆二世の会・諫早では、次の清水多喜男さんの体験の紙芝居の制作に取り組んでいます。
2月22日には、諫早市立図書館で行われた『高校生の声、平和の響き』に参加し、その後清水さんの紙芝居制作の打ち合わせを行いました。
画像は、22日の発表者 高校生平和大使の大澤心春さんと一緒に撮ったものです。

 

2月の事務局

2 日(日) 被爆二世の会・長崎 理事会
6 日(木) 大村市長表敬訪問(田中、横山、綿谷、中川原、六田、大宮)
7 日(金) 大村支部 市政功労賞受賞(綿谷、六田、大宮) 
被爆二世、三世厚労省要請
12 日(水) 記念誌編集委員会 核兵器廃絶キャンペーン
14 日(金) 三役会、これから被災協プロジェクト、理事会
18 日(火) 長崎市特別栄誉表彰(田中、横山、柿田)
19 日(水) 青年乙女の会 打ち合わせ
20 日(木) 社保協取材(田中、横山)
21 日(金) 世界広報プロジェクト
23 日(日) 「被爆体験者は被爆者だ」意見交換会
24 日(月) 長崎原爆・被爆者運動資料の保存と活用意見会
25 日(火) 記念事業プロジェクト
27 日(木) 九州ブロック講習会(福岡)

 

3月の予定

2 日(日) 被爆二世の会・長崎 理事会
3 日(月) 被団協起草委員会(田中)
4 日(火) NHK番組打合せ(田中、舩山、増川)
5 日(水) 稲塚氏、原田氏来訪(柿田)
8 日(土) 長崎平和フォーラム
14 日(金) 平和推進協会理事会(田中)
17 日(月) 被団協起草委員会(田中)
19 日(水) 記念誌編集委員会
20 日(木) 被爆体験を語り継ぐ会
21 日(金) 世界広報プロジェクト
25 日(火) 青年乙女の会打合せ
31 日(月) 第5回理事会、三役会議、これからプロジェクト