2025 年 12 月 17日発行の新聞『被団協』506 号の内容をご紹介します。

ワン・ヤング・ワールド・サミット ミュンヘン
日本被団協より田中重光・山口徹両氏派遣

◆11月1日(土)~8日(土)

世界中の次世代リーダーが集まり、地球規模の課題解決に向けて議論や交流を行う国際会議ワン・ヤング・ワールドがドイツ・ミュンヘン市で開催され、被団協代表委員でもある田中重光会長と長崎被災協評議員で被爆二世の山口徹氏が参加しました。


ミュンヘンで世界の若者たち、指導者たちと交流を深める

田中重光会長と私は、11月3日から6日まで、ドイツのミュンヘンで開催された「ワン・ヤング・ワールド・サミット」に参加してきました。
このサミットは次世代の世界のリーダーが集まり、気候変動から紛争解決まで地球規模の課題解決に向けて議論や交流を行い、すべての人にとって公平で持続可能な未来を築くことを目的とした国際会議です。

この期間中、アメリカの共同募金ネットワークのアンジェラ・ウイリアムズさんやフィリピンのジャーナリストでノーベル平和賞受賞者のマリア・レッサさん、国連と連携してバーレーンで戦争孤児や女性たちの支援を行っている団体の皆さん、ホロコーストの生き残りであるエバ・クラークさんなど、多くの方と交流しました。

私たちは、4日はBBCのインタビューを受け、5日は日本からの参加者と平和構築のための話し合いを行いました。

6日には田中代表委員がステージに立ち、自らの被爆体験とその後の人生、12年間放置されてきた被爆者の苦しみ、そこから立ち上がった日本被団協の結成と運動、そして現在の危機的な世界情勢を語り、「核兵器と人間は共存できない」「若い世代は学ぶだけでなく、活動してほしい」と訴え、若者たちから満場の拍手が送られました。
(山口 徹)


広島空港に 故山口仙二さんらを描いた壁画が誕生
~被爆者の意志を継ぎ、核なき世界を願う


画像中央上に故森滝市郎さんと故山口仙二さん
 

広島空港に縦10m×横20mの巨大な平和の壁画「核のない世界へ 広島メキシコ友好壁画」が完成し、壁画に描かれた故山口仙二さんのご遺族が10月15日のお披露目式に参加されました。

「お披露目式に姉夫婦と4人で出席させていただきました。とても立派な壁画に圧倒され、感無量です。主催されたグティエレス一郎様、実様ご兄弟と壁画を制作して下さったメキシコの画家アドリ・デルロシオ様とカルロス・アルベルト様に心から感謝しております」
…横田美和さん(故山口仙二さん次女)より


長崎県民表彰 特別賞受賞

「日本原水爆被害者団体協議会の構成団体として、核兵器のない世界の実現に向けて被爆体験の継承や平和文化の構築に尽力した」として長崎県表彰を長崎被災協が特別賞を受賞、11月23日(日)に長崎県議会議場で授賞式が行われました。


「日本政府に核兵器禁止条約への署名・批准を求める署名」の共同提出のつどい

日本被団協の呼びかけで11月21日に行われた「日本政府に核兵器禁止条約への署名・批准を求める署名」の共同提出のつどいには全国から被爆者をはじめ会場いっぱいの300名超える参加。
田中煕巳被団協代表委員は主催者挨拶で高市首相の「存立危機事態」や非核三原則見直し発言にふれ、核兵器という悪魔の道具を抑止力とする日本政府を何とかしないといけないと訴え、その後政党代表や全国首長9条の会から連帯の挨拶あり、外務省審議官へ署名を手交しました。
署名は344万9012人分。
長崎被災協副会長の横山照子さんは署名手交にあたって「核兵器のない世界を見て死にたい」と言っていた先人の思いに触れ禁止条約に参加するのは今ですよと政府に迫り会場からの大きな拍手に包まれました。
その後衆議院議員会館前の集会には700名が参加、核兵器廃絶と非核三原則堅持の声を上げました。
被爆者の一人として集会で発言した副会長の溝浦勝さんは一番望むこととして、日本政府を核兵器禁止条約に参加させ、姿勢を変えることができれば世界は変わると訴えました。
長崎被災協からは他に柿田事務局長、理事の佐藤、4名が参加しました。
(佐藤澄人)


「被爆80年体験記企画展/体験記で伝える救援と救護あの日 命をつなぐために」 オープニングセレモニー

被爆二世の会・諫早  紙芝居を追悼祈念館で披露

11月23日、国立長崎原爆死没者追悼祈念館で被爆80年体験企画展のオープニングセレモニーが行われました。原爆の惨禍と混乱の中、傷ついた人々を救うために救援列車を運行した人たち、また不眠不休で懸命に救護に当たった人たち、その人達が残した体験や資料を通して、被爆の実相や平和への思い、命の尊さを伝えようと開催されました。
野瀬館長の開会あいさつの後、長崎被災協・被爆二世の会・諫早が作成した救護被爆紙芝居「瀕死の人々は諫早へ 氏原和雄の救護被爆体験」「百日紅公園の慰霊の碑 清水多喜男の想い」が被爆二世の会・諫早のメンバーにより上演されました。
当日は氏原和雄さんも参加、当時の体験を語りこのようなことが二度とあってはならない、戦争のない世の中を皆様と共に願いますと結ばれました。
原爆の記憶をいかにどう残すか、どう伝えるか、二世の会・諫早の方にもアドバイスがほしいなど質問や感想も寄せられました。
必死に救護活動を行った多くの方々がいたこと、今日では知る人がほとんどいないこの史実は貴重な資料となり、核兵器は無くさなければならないことを改めて思いました。
(大宮美喜夫)

企画展は下記期間・日時で開催しています
期間:11/23(日)~2026年1/31(土)
場所:国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館(地下2階交流ラウンジ)


11月の事務局

1(月)~
8(土)
ドイツ・ミュンヘン派遣(田中、山口)
2日(日) アメリカ・テキサス派遣(10/26~/城臺・柿田)
被爆二世の会・長崎 理事会
3日(月) 佐賀県弁護士会講演(横山)
9条の碑街宣
7日(金) 新聞発送
15日(土) 被災協、二世の会・長崎 浦上川花植え
18日(火) 三役会議、第4回理事会、これから被災協PJ
21日(金) 日本被団協中央行動(横山、溝浦、佐藤、柿田)
22日(土) 日本被団協二世交流会(佐藤、柿田)
23日(日) 県民表彰式(田中,横山,溝浦,佐藤,長野)
追悼祈念館「救護と救援」オープニング企画 
二世の会・諫早紙芝居(国立祈念館)
24日(月) 原爆報道トークセッション(横山)
26日(火) 被爆者4団体話合い
28(金)~
29(土)
被爆二世・三世全国連絡会交流会(広島/柿田、大越)
30日(日) ピース文化祭閉会式(田中)

12月の予定

3日(水) 九州ブロック相談事業講習会
9条の碑街宣
7日(日) 被爆二世の会・長崎 理事会
8日(月) 不戦のつどい
9日(火) 日本被団協組織・情宣部会(横山)
10日(水) 日本被団協代表理事会(田中、横山)
新聞発送
12日(木) 被爆者4団体記者会見
12(金)~
13(土)
日弁連人権大会(横山)
14日(日) 「今こそ非核三原則の法制化を」集会
17日(水) 原水協来所、三役会議
26日(金) 仕事納め
12/27(土)~
1/4(日)
事務所は年末年始休み