2026 年 2 月 9日発行の新聞『被団協』508 号の内容をご紹介します。

日本被団協 ノーベル平和賞受賞記念碑

長崎原爆資料館前に建立決定

2024年、2025年の被爆80年という節目に向けた「長崎被災協被爆80年プロジェクト」のひとつに「憲法九条の碑を被爆の丘に」が決まりました。
「九条の碑」建立チームが結成され、活動を開始。碑のデザインは故山口仙二さんの出身校でもあり、原爆で多くの生徒を失った歴史のある長崎工業高校の生徒さんに募集。300点超もの案が寄せられ、どの案も思いが伝わり、選出に苦労しました。
その中から2つのデザインを合体させたものが決まりました。(模型は現在長崎被災協地下に展示しています)
2024年9月28日には長崎ハマクロス前で「九条の碑建立の第1回街頭募金」を行い、以降募金活動は毎月3日に鉄橋等で続け、建立チームメンバーを中心に被爆者や二世等が参加、多くの募金が集まりました。
「未来への投資」とポケットから小遣いをはたいてくれた中学生、「平和のために募金」と言ってくれた高校生など嬉しい対話もありました。


ノーベル平和賞受賞記念碑デザイン


左側面に 日本国憲法9条全文、正面に 故山口仙二さんの訴えの言葉(ノーモア… )が刻まれています
 
現在、全国からの募金と合わせて約160万円が寄せられています。
2024年11月3日、国際ジャーナリストで九条の会世話人の伊藤千尋さんを迎えて「長崎から世界に九条を広めよう~憎しみの連鎖を断つために」と題して講演会を開催、熱い講演に改めて九条のすばらしさを考えさせられました。
伊藤さんは、今年3月に予定されている石碑の除幕式に駆けつけていただき、講演会を行う予定です。
被爆80年の8月9日には、碑が全国から来られた方に見てもらえるようにと準備を進めました。様々な問題により遅々として進まないこともありましたが、被爆の丘(公共地)にという譲れない強い思いが、被爆者の方々、チームメンバーにありました。日本国憲法九条は何百万の人が戦争の犠牲になってできたもの、どう違うのかという思いでいっぱいになりました。
長崎市との交渉は、十数回に及び、チームも検討を重ね「日本被団協ノーベル平和賞受賞記念碑」を提案。側面に移動しましたが「日本国憲法第九条」は銘板に記され、日本国憲法の平和理念も国際社会に発信されます。「九条の碑を」という構想から3年かかりました。
2026年1月29日、許可書が届きました。これから起工式、除幕式、デザインしてくれた高校生も参加いただくよう準備を進めます。
今年の8月9日には多くの人に足を運んでもらい、長崎の被爆者の思いをつないでいってほしい。
また各地で戦争の足音が近づいています。「世界の宝」と言われる「日本国憲法九条」をいちだんと輝かせていく被爆81年の「ナガサキ」に。
(「九条の碑」建立チームメンバー 尾﨑庸美 つねみ

建立チームメンバー(左から長野さん、城臺さん、尾﨑さん、佐藤さん) 
 

周辺略図


建立チームメンバーより…

 
長崎市から設置場所の認可が下りるまで苦労しましたが、多くの皆さんの協力で建立できることに感謝します。日本でも世界でも平和の流れに逆行する動きが高まっている時期だけに碑の建立が平和を願う人々の力になることを願います。(長野靖男)
 
「被爆80年ノーベル平和賞受賞記念碑」となりましたが、その精神は被爆80年憲法九条の碑建立でした。決定まで3年もかかり、何度も折れてしまうほどの苦難の道の途中で、たくさんの宝物を見つけました。
碑のデザインの9本の腕は丸い球の地球を支えており、九条そのもの。折れ曲がりそうな私達の理念はその度にたくさんの支援団体の手で上へ上へと昇ることが出来ました。
ありがとう、皆さん。被爆の丘に九条の碑建立です! (城臺 じょうだい美弥子)
 
ノーベル平和賞受賞記念碑の建立にあたって長崎県商工団体連合会の一昨年行われた50周年記念で田中会長とお会いし、長崎原爆被災者協議会では戦後80年の記念事業として「憲法九条の碑」の建立計画を進めているとお聞きし、私もその運動に参加したい旨をお伝えしその後、建立員会の一員として協力してまいりました。
被爆地長崎に「憲法九条の碑」を建てるということは私にとっても悲願でありましたので、快くお受けし、その中で特に建立のための碑のデザインと制作に力を入れてまいりました。
建立の成功を祝って長崎県民のひとりとして、この平和のシンボルを世界に広げたいと思います。(徳永隆行)
 
9条の条文と、長崎の人々の平和への願いが刻まれた碑は、未来を照らす光となって被爆の丘で輝き続けることでしょう。(西岡由香)
 
平和公園にノーベル平和賞受賞記念碑が建つ。憲法九条がしっかりと刻まれ、核兵器のない平和な世界へ、過去の歴史から学び希望の未来が一つの形になった。先人に感謝だ。少し関われたことにも感謝。(佐藤澄人)
 
ノーベル平和賞受賞を見越したかのような憲法9条の碑建立…。紆余曲折を経たこの事業に改めて大きな意義を感じています。(川尻瑠美)
 

 

2月5日から工事開始しました。3月8日(日)午前11時から除幕式の予定。


被爆二世交流会

長崎被災協・被爆二世の会・長崎 / 長崎被災協・被爆二世の会・諫早

第3回長崎被災協・被爆二世の会・長崎&諫早の交流会を2月1日(日)に開催しました。
長崎被災協地下講堂で10時~12時まで、参加者は諫早,長崎とも8名で計16名。
諫早の救護被爆体験紙芝居による学校や公民館、祈念館での平和学習のこと、長崎の被災協の80年事業として原爆資料館前に憲法九条も刻んだ「ノーベル平和賞受賞記念碑」が建立されることなどの活動を紹介。
二世の会の全国的な取り組みとして日本被団協の二世委員会の動きや被爆二世・三世全国連絡会の取り組みについての報告を行いました。
とりわけ喫緊(きっきん)の課題である会の継承や会員を増やすためにと、二世の会の名称について,取り組むべき課題、会のありかたなど多くの意見が出され,有意義な交流会となりました。                    (被爆二世の会・長崎 佐藤澄人)


第5回理事会

1月16日(金)13:30~15:30 被災協講堂
理事15名中11名出席・監事2名出席

経過・活動報告
・被団協代表理事会で東京・広島・長崎の記念碑建立。長崎の記念碑に賞金より不足分を補填
・二世の会長崎と諫早交流会を2月1日実施
議題
・受賞記念碑建立後、除幕式を行う(3/8㈰予定)
・青年乙女の会・碑のつどい5月17日(日)実施予定、講演会も行いたい。高校生や大学生にも呼びかけ話し合う。
・長崎被災協70年の集いを7月26日(日)実施予定。高校生の朗読劇や被災協の歴史など
・日本被団協総会・中央行動6月17~19日。被災協評議員会を6月末に実施
・被爆体験講話・継承講話の講師育成計画、禁止条約締約国会議参加(11月)について話し合われた。
・地下トイレの修繕や誘導灯、消火器の取り換えについて報告を行った。
次回理事会 3月31日(火)予定
次々回   5月15日(金)予定


核兵器禁止条約の会・長崎

核兵器禁止条約発効5周年記念 2026年平和のつどい

1月21日(水)10~12時 長崎被災協講堂 約90名参加

核兵器禁止条約の会・長崎では、2026年1月22日に核兵器禁止条約が発効し5年目を迎えることを記念し、平和のつどいを開催しました。
最初にNPO法人ピースデポ代表の鈴木達治郎氏が講演を行い、戦後最悪の核の脅威の中、人工知能(AI)と核兵器管理の問題、核抑止からの脱却の必要について語りました。またドイツを訪問した田中会長と被爆二世の山口徹 評議員、アメリカ・テキサスを訪問した城臺理事と柿田事務局長がそれぞれ報告も行いました。
参加者は平和祈念像前に移動、禁止条約へのすべての国の参加と対話での紛争解決を求めるアピールを採択しました。


1月の事務局

5日(月) 仕事始め
6日(火) 核兵器禁止条約の会・長崎事務局会議
9日(金) 新聞発送
14日(水) 第2回青年乙女の会への支援打合せ
16日(金) 三役会議・第5回理事会
これからの被災協プロジェクト会議
20日(火) 日本被団協厚労大臣協議(田中、横山、佐藤)
21日(水) 中央相談所委員会(~22日(木) 横山)
二世委員会(佐藤)
禁止条約発効5周年つどい
26日(月) 日本被団協 総会議案起草委員会(オンライン/田中)

2月の予定

1日(日) 長崎・諫早二世交流会
3日(火) 平和賞記念碑 街頭宣伝
5日(木) 生協ララコープ来訪(田中、横山、溝浦)
ノーベル平和賞受賞記念碑 着工
6日(金) 被爆二世三世全国連絡会,厚労省要請(柿田、大越)
日本被団協政府国会対策委員会(オンライン/田中)
9日(月) 日本被団協 総会議案起草委員会(オンライン/田中)
記念碑建立委員会打ち合わせ
10日(火) 新聞発送
13日(金) ノーベル平和賞受賞記念碑 建立式
18日(水) 第3回青年乙女の会への支援打合せ
19日(木) 日本被団協組織情宣委員会(横山)
20日(金) 日本被団協代表理事会(田中、横山)