2017年6月9日発行の新聞『被団協』404号の内容をご紹介します。
「ヒバクシャ国際署名」
スタート1周年記念のつどい
5月27日(土)10時半~正午、被災協地下講堂でつどいを開催しました。オバマ大統領が広島を訪問した歴史的な日に、長崎では平和祈念像の前で署名活動をスタートしました。
1周年を迎え、うたごえ協議会の署名活動オリジナルソングと長崎大学映画サークルとまとによる「『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会」のPR動画のお披露目でつどいが始まりました。
朝長万左男・共同代表による主催者あいさつの後、中村桂子・長崎大学RECNA准教授による講演、「国連核兵器禁止条約のゆくえ」で、禁止条約締結へ向けて署名の力の大切さを参加者たちは実感しました。
国連代表派遣の川副忠子氏(県民の会からの代表)、朝長万左男氏(長崎市より派遣)、中西明香氏、筒井涼介氏(両名、長崎県原水協より)の4名が長崎の代表として力強く決意表明しました。各団体、個人の署名活動を雲仙市の宮田隆氏、平和運動センターの坂本浩氏、ララコープの末永潤子氏、被災協の修学旅行生への取り組みを田中重光氏、米国での署名を平野妙子氏が語り、柿田事務局長が1年間の活動報告を述べました。閉会の挨拶で中島正徳・長崎県被爆者手帳友愛会会長が「核兵器廃絶のため、さらなる署名活動を」と呼びかけました。
平和運動センター、南島原市、恵の丘原爆ホーム、被災協大村支部などから署名が寄せられ、5月27日現在52,889筆になりました。この日、130名の参加、カンパ15,300円が寄せられました。
国連代表派遣(右より朝長、川副、筒井、中西氏)
大村支部総会
4 月 12 日(水)13 時半よりシーハット大村会
議室にて 29 年度の総会を開催しました。
この日、体調不良で参加できなくなり、代わ
りに娘さんが来られた方もありました。参加者
たちでそれぞれ意見交換をおこないました。
28 年度の活動では会員の家庭訪問を実施し、
2 ヶ月に 1 回の集いを開催しています。
5 月には大村市長と面談し、大村支部の活動
などについて懇談していました。「ヒバクシャ国
際署名」でも 1 月、大村市長に県民の会ととも
に訪問し、署名の協力を要請しました。大村市
役所では受付に署名を置き、広報誌に掲載し、
協力してくれています。
大村支部では被爆二世のサポートもあり、支
部の活動がスムーズに行われています。
安保法制違憲国賠訴訟
第3回口頭弁論
5月30日(火)午後2時から安保法制違憲国賠訴訟の第3回口頭弁論が長崎地方裁判所で開かれました。
第1陣の被爆者、被爆体験者、被爆二世の原告118人と第2陣の一般市民原告93人の大集団の原告になっています。全国では17の裁判所で原告総数は6,000名を超えています。
裁判所前での事前集会の後、傍聴券抽選が行われ当たった人は法廷へ。2陣原告4名の意見陳述があり、元海上自衛官の西川末則さん、中国からの引揚体験者で元教師の熊江雅子さん、元国会議員で基地問題を追及している佐世保の今川正美さん、飽之浦教会牧師の大藪朝祥さん。最後は福崎博孝弁護士が締めました。それぞれの体験と立場からのお話で心が熱くなり、深み、厚みのある法廷でした。
終了後の報告集会でも、平和を守るためにこの裁判に勝たなければと熱気に溢れていました。
(副会長・横山照子)
読売新聞社より「被爆者アンケート」の依頼が
あり、4 月に 300 名の方々へお願いしました。
読売
新聞社へたくさんの回答が返ってきているとのこ
とです。ご協力ありがとうございました
5月の被災協・事務局日誌
10日(水)政府要請・5団体、長崎市打ち合わせ
(田中、柿田)
11日(木)国際署名事務局団体会議
13日(土)「被災協・被爆二世の会・長崎」総会
長崎市平和宣言起草委員会(佐藤)
14日(日)県9条の会(横山)
19日(金)~21日(日)韓国ツアー(横山、堀)
21日(日)ノーモアヒバクシャ訴訟全国支援会議
(森内)
26日(水)国際署名街頭宣伝
27日(土)署名スタート1周年集会
30日(火)安保法違憲訴訟(森内、横山)
長崎県原爆対策課による会計監査
6月の予定
2日(金)政府要請・5団体と長崎市打ち合わせ
(田中、柿田)14時~
4日(日)日本被団協小委員会(横山)、
県9条の会(大塚)
5日(月)日本被団協代表理事会(横山)
6日(火)~7日(水)日本被団協総会
(横山、森内、道下、柿田)
8日(木)〃 中央行動( 〃 )
9日(金)国際署名事務局団体会議
10日(土)二世の会長崎・講演会
12日(月)ノーモアヒバクシャ訴訟
13日(火)会計監査(萩谷、浦川)
10時~
14日(水)理事会
17日(土)~18日(日)原爆パネル展(長与駅)
二世の会、県民の会共催
18日(日)国際署名街頭宣伝16時~
23日(金)評議員会
「二世の会・長崎」2017年度総会
5月13日(土)午前10時~正午、被災協地下講堂で2017年度総会が開催されました。
「ヒバクシャ国際署名」の賛同団体になることを決めました。会としてさらに核兵器廃絶の活動を進めていきます。
議事のあと、被災協役員と「二世の会・長崎」会員は「これからの二世の役割」「二世として何をすべきか」を話し合いました。
二世健診ができた背景、活動の経緯を被爆者から聞き、二世健診の充実のためにも健診を積極的に受けよう、また被爆者の相談活動もできるようになりたいなど意見が出されました。
これからも被爆者と二世と話し合っていく場を作っていきます。「長崎被災協・被爆二世の会・長崎」への問い合わせは
被災協事務所までお電話くだ
さい。
電話 095-844-0958