2017年8月9日発行の新聞『被団協』406号の内容をご紹介します。
72年目の夏
2017年7月7日
核兵器禁止条約、
国連で採択!!
2017年7月8日「おりづるのつどい」
核兵器禁止条約が国連で採択されたことを「ヒバクシャ国際署名をすすめる県民の会」で爆心地公園に行き、原爆犠牲者に報告しました。下記の報告文を横山照子副会長が中心碑前で読み上げました。
「再び私たちのような被爆者をつくらないで」「私たちが生きているうちに核兵器の廃絶を」と願いながら旅立たれたみなさん! 昨日、国連で「核兵器禁止条約」が採択されました。 あの日から72年経ちましたが、世界の人々は地球の危機、人類の危機を今こそ救おうと立ち上がりました。 みなさんが傷ついた身体を引きずりながら、「原爆はいやだ」「原水爆の禁止を」と一軒一軒の戸を叩きながら、初めて署名をして回ったのは1950年でした。 みなさんと私たちの、心からの叫びが届きました。 願いが実を結びました。 ここに眠っているみなさん!今を生きている私たちは、感謝と感動をもってご報告にまいりました。 しかし、「核兵器禁止条約の実効」はこれからです。 私たちは「爆弾」より「いのち」と「くらし」が大切です。みなさん! 私たちの背中を押し続けてください。 「ヒバクシャ国際署名」をすすめる長崎県民の会 |
被爆二世、長田小で講話
7月11日、諫早市長田小学校で「長崎被災協・被爆二世の会・諫早」が平和学習をおこないました。 諫早被災協の副会長をされていた清水多喜男さんの被爆体験の録画映像放映と、被爆二世の山下豊子さんの講話朗読、「被爆二世の会・諫早」の活動紹介などをおこないました。
今回、二世だけでの初めての体育館での取り組みでしたが、とても良い勉強になりました。今後の平和学習ではまた改善し、取り組んでいきたいと思います。
山下さんは長崎、諫早で過去に何が起きたのかを思い起こさせる内容で、原爆の悲惨さを独りでも多くの生徒さんに伝わるように話しました。
展示した原爆写真パネルは 生徒さん達が 真剣な眼差しで見てくれていたので 平和な未来への希望を持てる時間となりました。(長崎被災協・被爆二世の会・諫早 事務局長 大宮美喜夫)
内田保信さん被爆体験を語る
内田保信さん写真
7月26日13時~ 被災協地下講堂において、元被災協理事 内田保信さんの被爆講話を「二世の会・長崎」のメンバーと平和運動に携わっている人たちと一緒に聴きました。
内田さんは最近、体調が思わしくなく、語り部活動ができずにいました。今回は二世の前で話すのを楽しみにされていたそうです。
とてもしっかりとした口調でわかりやすく話をされ、質疑応答で見せた満面の笑みがとても印象的でした。また、横で心配そうに見守る奥様の姿にも心打たれました。内田さんの思いをしっかりと後世へと伝えていきたいと思います。
(長崎被災協・被爆二世の会・長崎会長 佐藤直子)
東長崎支部会ひらく
7月15日12時半から支部会を6名でおこないました。「東長崎支部だより」の読み合わせ、国際署名の状況、その他について、会員の皆さん
と一緒に昼食を取りながら懇談しまし
た。初めての人も参加し、和気あいあい楽しく話も弾みました。
8月8日ヒバクシャ
国際署名全国交流会
中央連絡会と長崎県民の会共催で全国交流会が開催されます。
勤労福祉会館で17時半~20時半まで。
核兵器禁止条約が採択され、核兵器廃絶へ向け、ヒバクシャ国際署名の一層の盛り上がりをめざすつどいです。
ぜひご参加ください
今年の九州ブロック相談講習会
毎年、九州各県の被爆者と二世、約150名がつどい、被爆者運動、相談活動について学び、交流しています。今年は11月26日(日)、27日(月)宮崎のANAホリデイインリゾートホテルで、講習会、懇親会、1泊、朝食、税込で15,000円の予定です。講師や内容については検討中です。長崎から高速バス・ブルーロマン号を利用(往復11,310円)と昼食代が別途かかります。長崎駅前バスセンターを朝7時半に出発、宮崎に13時着。帰りは宮崎を16時14分に出て長崎に21時47分到着予定です。ぜひご参加ください!!
被災協事務所のお盆休み
お盆休みは8月13日~16日ですが、11日(祝日)、12日(土曜日)のため、連続して11日~16日まで事務所は休みとなります。