2018年11月9日発行の新聞『被団協』421号の内容をご紹介します。

長崎市民平和大行進

10 月 27 日(土)午前 10 時から「長崎市民平和大 行進」出発式が平和祈念像前でおこなわれました。 平和公園に集まる被爆者団体、平和団体、市民団体、自治会、高校、中学、学童クラブ、老人会などさまざまな人たちに、「ヒバクシャ国際署名をすすめる長崎県民の会」では約 50 人で署名を訴えました。

長崎市も「国際署名にご協力ください。」とアナウンスしてくれ、観光客も快く応じて、30 分あまりの間に 313 名の署名が寄せられました。 出発式のあと、爆心地公園まで 3,000 人で平和行 進をおこないました。こどもたちと風船を飛ばし、最後 に「核兵器の恐ろしさを世界に発信し、世界の人々と手を取り合って、 一歩一歩、平和への道をみんなで 歩んでいくことを宣言します」と長崎市立西泊中学校の代表が市民大行 進宣言を読み上げて閉会しました。


ヒバクシャ国際署名をすすめる
長崎県民の会 2 周年のつどい

10 月 13 日(土)13 時半より被災協地下講堂にて「長 崎県民の会結成2周年のつどい」を100 名の参加で、開催しました。

オープニングは長崎のうたごえ協議会のメンバーによる美しい歌声、そして谷口稜曄 さんの「ラ ストメッセージ」ビデオを上映したあと、田中重光共同代 表が挨拶しました。 特別講演は長崎大学 RECNA 副センター長の広瀬訓 氏「核軍縮をめぐる2つの国際的な潮流」と長崎の証言 の会の山川剛氏による「被爆体験の継承」を聞きまし た。 (下の写真はこれまでに寄せられた署名の一部です)
そのあと、昨年 12 月 14 日に長崎市議会へ提出の 「核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書」を中西 議員が報告、諫早市役所・平和担当の粕谷氏が諫早 市の平和の取り組みを報告しました。 また、ピースボートで非核特使としての証言活動を長 崎県被爆者手帳友の会の倉守照美氏、ハンフォードでの市民、学生との交流をおこなった長崎大学4年生の光岡華子氏が報告しました。 最後に朝長万左男共同代表が、核兵器禁止条約批 准に向け、この署名を大いに広げていこうと訴えました。


韓国の市民団体、被災協を訪問

10 月 25 日(木)15 時半より被災協地下講堂で、韓国の光州広域市で活動している非営利団体の市民16名が訪問し、横山副会長から被爆者運動について話を聞きました。

「被爆者に米国政府からの補償はありますか。」「韓国 の被爆者への援護施策はありますか。」「原発について どう考えますか。」「日本政府は被爆国として、なぜ核兵 器禁止条約に賛成しないのですか。」など次々と質問 が寄せられ、短い時間でしたが、交流することができました。国際署名にも快く署名してくれました。


被団協新聞を周りの方にお勧めください!

被団協新聞は被爆者が作る被爆者の新聞です。全 国各地の運動や、被爆者の援護施策、新しい制度な ども紹介されます。世界の核兵器廃絶運動もわかりま す。周りに宣伝してくださいますようお願いします。

購読料は郵送料込 1 年間 1,500 円、郵便振替。


 

第2回被爆者のつどい (長崎市北部にお住いの方々)

暮らしの中でお困りごとはありませんか。 被爆したときのお話や、核兵器のない戦争のない 世の中にしたいなど、いろんな話をしてみませんか。
6 月 5 日に続いて 2 回目のつどいです。 初めての方も、家族の方もぜひおでかけください。

と き 11 月 22 日(木) 13 時半~15 時半
ところ 北公民館(チトセ ピア南棟 3階) 第 2、3 会議室

「長崎被災協・被爆二世の会・長崎」
「長崎被災協・被爆二世の会・諫早」
ご案内

核兵器廃絶のため活動したい、親たち被爆者を支えたい、被爆の実相をこどもたちに伝えたいなど、考えておられる方、被災協へご連絡ください。
どんなことをしたいのか、会員同士で意見を出し合いながら、それぞれの会の活動を作り出していっています。参加をお待ちしています。


日本被団協九州ブロック相談事業講習会のご案内

12 月 8 日(土)9 日(日)、長崎市新地町のワシント ンホテルにて、九州ブロック相談事業講習会を開催しま す。 毎年、ブロック別でおこなわれ、九州は 120 名規模 で、下記の日程です。ぜひご参加ください。

12 月 8 日(土)14 時~17 時
●開会、もくとう、主催者挨拶、来賓挨拶
●講演 日赤長崎原爆病院名誉院長 朝長万左男氏
●講義「日本被団協の運動について」 *
日本被団協代表委員 田中熙巳氏

12 月 9 日(日)午前 9 時~正午
●講話、「被爆者の相談活動について」
中央相談所相談員 原玲子氏

★参加〆切 11 月 19 日(月)
電話や FAX またはメールでご連絡ください。
★参加費
講習、宿泊、懇親会 15,000 円
講習、懇親会 7,000 円
講習会のみ 1,000 円


核実験に抗議の座り込み

10 月 21 日(日)午前 11 時より 1 時間、平和祈念像 の前で米国核実験に抗議する座り込みをおこないました。
「核実験に抗議する長崎市民の会」主催で、今回の核実験抗議の座り込みは第 403回目となりました。被災協二世の会からも 4 名が参加しました。高校生1万 人署名のメンバーも参加し、元気な姿に被爆者たちは 励まされました。
米国の核実験は、昨年 7 月に核兵器禁止条約が採択されて批准国がまもなく25ヵ国になるといわれている世界の流れに逆行する暴挙です。参加者たちは許せないと話し、世界から核兵器をなくそうと訴えました。
15 日(月)14 時、被爆者 5 団体の代表は市政記者クラブで抗議の記者会見をおこない、被災協からは田中重 光会長が参加しました。


福岡高裁第 1 回口頭弁論

10 月 23 日(火)14 時半よりノーモアヒバクシャ訴訟が 福岡高裁で第 1 回口頭弁論が開かれました。 法廷では原幸生弁護士が、そもそも「被爆者援護法 は…」という内容でわかりやすく説明、意見陳述をおこ ないました。長崎より弁護団 5 名、被災協より 4 名が参 加しました。福岡県被団協と支援者 10 名が傍聴支援 に駆けつけました。原告は体調不良で出席できません でしたが、息子さんが挨拶し、謝意を述べました。
原章夫弁護団長が裁判の意義、高裁での流れを説明 し、参加者の質問に答えました。次回は 1 月 22 日(火) 13 時半~第 2 回口頭弁論がおこなわれます。
(福岡高裁控室にて弁護団の説明)


10月の事務局日誌

10 日(水)新聞発送作業

13 日(土)国際署名県民の会結成 2 周年のつどい

15 日(月)米国核実験抗議記者会見(田中)

16 日(火)~18 日(木)日本被団協全国代表者会議
(田中、横山、柿田、佐藤な)

20 日(土)県九条の会(横山)健友会評議員会(柿田)

21 日(日)第 403 回核実験に抗議の座り込み

22 日(月)高田勇氏お別れ会(田中)
米国・核軍縮条約離脱抗議の記者会見(森内)

23 日(火)福岡高裁(森内、柿田、佐藤す、橋本

25 日(木)韓国市民団体が訪問(横山、柿田)

26 日(金)街宣

27 日(土)長崎市民平和大行進


11月の活動予定
1 日(木)ララコープ創立 20 周年祝賀会

3 日(土)RECNA 講座、反核医師の会

4 日(日)県九条の会講演会

5 日(月)署名事務局会議

6 日(火)大村支部会議

9 日(金)新聞発送作業

11 日(日)浦上川緑地帯花壇整備作業

16 日(金)~18 日(日)地球市民ナガサキ集会

19 日(月)理事会

22 日(木)被爆者のつどい(長崎市北部)