◇被災協第57固定例評議員会◇
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年 度 | 小学校 | 中学校 | 高 校 | 一般 | 合計 |
2009年度 | 267校 18,914名 |
27校 2,167名 |
13校 2,274名 |
11団体 613名 |
313団体 23,969名 |
2008年度 | 307校
19,543名 |
30校 1,846名 |
10校 3,892名 |
8団体 350名 |
355団体 25,631名 |
2007年度 | 318校 19653名 |
74校 2,374名 |
10校 1,549名 |
20団体 520名 |
422団体 24,096名 |
◇ 不当な原爆症認定審査 ◇
厚労大臣へ抗議文送付を決議
これまでお知らせしてきましたように、この一年間の原爆症認定審査は、却下される人の割合が申請者の90%を超えるなど、認定するための審査から切り捨てるための審査へと変わってきていること、一人の申請を審査する時間も多くて5分半(4月)、短いものでは1分をきる(2月・3月)状況となってきていること、また却下通知書に示すべき却下理由を欠落させていること、を重視した長崎被災協第57回定例評議員会は、全会一致で厚生労働大臣へ抗議文を送ることを決定、同日、長妻厚生労働大臣と原爆症認定審査の責任者被爆者医療分科会の谷口会長あてに送付し改善を要求しました。
また、同抗議文では、5月24日に決定された6千にものぼる審査待ちの解決策についても、真の解決につながらないことを指摘、審査のあり方の全面的な是正、改善を求めました。
さらに、県知事、長崎市長へもこの抗議文を送り、こうした不当な状況を改善させるための尽力を要請しました。
厚生労働省が「待機」者解消策(?)
=250人を6時間で選別か=
厚生労働省で原爆症の認定審査を行う疾病障害認定審査会・被爆者医療分科会は、5月24日に会合を開き、現在、審査を待っている申請者が約6千人であることを確認して、l年でこれを解消する方針を決定しました。その内容は、これまでは「積極的諷定」の枠外についての審査は、審査会委員(臨時委員を含む)31名全員で当たっていましたが、これからはこれを2班に分けて対応することにし、毎月500人を審査するとしています。
500人を2班に分けて6時間で審査するわけですから、一つの班での担当は250人で、昨年度の11月・12月・1月の実績をそのまま当てはめると1件当たりの審査時間は1分半程度、却下率は90%、つまり6千人の待機者は解消するとしても、そのうちの5,400人以上が却下となる恐れがある、と山田事務局長は指摘しています。
ご苦労様!! 訪米代表・谷口さん、池田さん、小峰さん。
ニューヨークの目抜き通りをパレードする谷口会長(中央)最前列その左は広島の坪井会長。その左は被団協・田中事務局長。
市民と対話する池田早苗さん。質間に答えているのでしょうか。池田さんの表情も真剣ですし、向かい合う若い女性は何か反論したそうな様子です。
国連で開かれていた原爆展の会場で、説明している小峰秀孝さん。聞き入っている2人は親子でしょうか。2人とも真剣な表情です。
NPT再検討会議閉幕 最終文章、全会一致で選択
5月3日からニューヨークの国連本部で開かれていた核不拡散条約(NPT)再検討会議は、28日、最終文書を全会一致で採択して閉幕しました。一時は、文書の採択が危ぶまれる情報も流れましたが、さすがに5年前の轍は踏むまいと言う決意が、この結果につながったものと思われます。新聞などを見ても、核保有国と非保有国の間の確執は大変だったようです。
この日採択された『最終文書』の骨子は、末尾に掲げておきます。核兵器廃絶への期限を明らかにすることはできませんでしたが、核保有国の課題も明示されましたし、核兵器禁止条約についても言及しています。
日本からは、総理大臣も外務大臣も出席しませんでしたが、長崎被災協からの3名をはじめ、参加した多くの被爆者の奮闘の賜物といえるでしょう。(山田)
最終合意文書(骨子)
● 核廃絶へ向けた具体的措置を含む行動計画で合意
● 核兵器禁止条約の交渉検討の動きに注目
● 核保有国は、核兵器の削減や役割の見直しについて2014年の(NPT再検討会議)準備会合に報告
● 中東に核と大量破壊兵器のない地域をつくるための国際会議を2012年に開催
● インド、イスラ工ル、パキスタンにNPT加盟を要請
● 北朝鮮の核は不拡散体制への重大な挑戦と確認し、6者協議での約束の履行を要求
(朝日新聞による)
長崎被災協5月の動き
1日 | メーデー 県9条の会の呼びかけ人として挨拶 (山田) |
3日 | 長崎市公会堂で9条フェスタ。「ノーモアヒバクシヤ9条の会」も壇上で アピール (坂本、田中、山田) |
4日 | 県九条の会主催の 「憲法さるく」 |
8日 | 集団訴訟を支援する会が長崎駅前高架広場で街頭宣伝 |
12日 | 諌早被災協総会 (山田) |
13日 | 会計監査 |
14日 | 第1回理事会 |
15日 | 県原水協総会であいさつ (山田) |
20日 | 8月の政府への要望打ち合わせ (山田)
いきいきコープ理事会(柿田) |
21日 | 国民救援会総会 (山田) |
22日 | 国家公務員労組婦人部学習集会 (山田) |
27日 | 平和推進協会理事会 (谷口) |
28日 | 第57回定例評議員会・理事会 厚生労働大臣への抗議文採択、送付 |
29日 | 県9条の会呼びかけ人会議 (山田) 県2世の会学習集会 (山田) |