2016年5月9日発行の新聞『被団協』391号の内容をご紹介します。

田上富久・長崎市長、
「核兵器廃絶国際署名」に快諾

4月8日、谷口会長と柿田事務局次長が長崎市役所を訪れ、マレーシア訪問の報告をおこないました。
その際、谷口会長は「3月末から日本被団協が核兵器廃絶国際署名の運動を発表した。長崎でも大きな運動にしたい。」と話しました。
田上市長は「それでは私も署名しましよう。」とその場で署名に応じました。


被爆5団体、署名の呼びかけ人に

4月18日、核兵器廃絶国際署名について長崎では長崎県被爆者手帳友の会、長崎県被爆者手帳友愛会、長崎県被爆連、被災協の被爆5団体各会長が呼びかけ人になり、「被爆者が呼びかける署名」として取り組むことを確認しました。
また、被爆者団体を支える団体として事務局ついては他団体へ依頼中です。決まりしだい会議を開き、行動を提案していきます。


矢の平被災協 役員会

4月14日、矢の平被災協は矢の平公民館で6名が出席し、役員会を開きました。2015年度の活動報告と会計報告、2016年度の活動計画、予算を決めました。
核兵器廃絶国際署名の意義を話し合い、会員それぞれ5名目標で署名に取り組むことを決めました。
また矢の平被災協の田中会長が5月5日から12日までバルト諸国へ代表団として遊説派遣されるので、帰国後、矢の平で報告会をおこなうことを。決めました。この日、柿田事務局次長が出席しました 。


「被災協・被爆二世の会・諌早」2016年度総会開催
「二世の会・誄早」は4月14日、みのり会館で8名が出席し総会を開きました。2015年度の活動報告と会計報告、2016年度の活動計画、予算を決めました。
会則の変更を決め、会長に森多久男氏、あらたに副会長職を作り、高屋忠義氏、事務局長には大宮美喜夫氏が選出されました。
平和コンサートや原爆写真パネル展など取り組んでいくことを決めました。「二世の会・長崎」から高森副会長ら2名が出席しました。


安保法制違憲国賠訴訟

この裁判はこのたび施行された安保法制が日本国憲法に反する違憲無効な法制であることを明らかにし、安保法制を廃止するための裁判です。
平成26年7月、安倍政権はこれまで日本国憲法上行使できないとしてきた集団的自衛権の行使を憲法解釈の変更で「できる」とする閣議決定をおこない、翌平成27年9月19日に新安保法制を強行採決しました。そして平成28年3月29日、安保法制が施行されました。
しかし、この安保法制は日本国憲法に反する違憲無効な法制です。このような法制を放置するわけにはいきません。
そこで私たちはこの安保法制は日本国憲法に反する違憲無効な法制であることを明らかにするとともに、そのことによって精神的損害を受けたことを明らかにして各自慰謝料10万円を請求する安保法制違憲国賠訴訟を提起することにしました。正しいことを正しいと認めさせるには本気の、そして多くの方の力が必要です。
あなたもぜひこの趣旨に賛同していただき、原告のお一人になってください。
被爆者のみの原告参加費用は、年会費5,000円です。
安保法制違憲国賠訴訟弁護団
(連絡先)〒850-0034 長崎市樺島町4-6ソフィアビル2階
福崎博孝法律事務所 電話095-824-8186


熊本大地震災害救援募金のお願い

熊本大地震災害救援大地震で被災された被爆者の救援のため募集します。
ぜひご協力ください。
詳しくは 095-844-0958 長崎県被災者協議会事務所 までお問合せ下さい。


4月19日、オーストラリア代表団と被爆者の交流会

4月18日、平和公園にモニュメントを寄贈し、除幕式に参列したオーストラリア代表団が「被爆者と交流したい」と被災協に翌19日、訪問し、交流しました。
オーストラリアから英国の核実験被害者の代表5名、平和首長会議代表フリーマントル市長など2名、モニュメント制作会社代表3名と、被災協の理事、被爆体験を語り継ぐ会会員ら15名が語り合いました。
オーストラリアの代表たちは長崎の被爆者たちの体験に熱心に耳を傾けました。
また核実験による放射能の影響で多くの家族をガンで失い、自らも病気を繰り返している人々の話に、被災協の代表たちも同じヒバクシヤであることを実感しました。
参加者たちは、オーストラリア代表団の方々の話をもっと聞きたかった、時間が足りなかったと話していました。


大村支部、大村市長と懇談

5月6日、大村支部の橋貞夫支部長、寺坂イネ子副支部長、二世の会・諌早の事務局長である大宮美喜夫氏の3名で大村市長の園田裕史氏に面談しました。
橋会長は「被爆者は高齢になり、困りごとも増えている。助け合っていこうと支部を再建した。そして被爆体験を継承していかねばと思っている。」と話しました。
園田市長は「いろいろな形で大村支部と話していきたい。学校教育の中でも取り組めるように教育委員会に話してみる。」と話しました。
次につながる有意義な懇談となりました。


被災協・被爆2世の会・長崎 2016年度総会

日時  5月22日(日)13:30~15:30
ところ 被災協地下講堂
講演  「写真が語る被爆、長崎」
深堀 好敏氏[(公財)長崎平和推進協会 写真資料調査部会・部会長]
二世の会は結成から5年目を迎えます。被爆から71年、被爆二世の果たす役割はますます重要になっています。

総会では深堀氏を迎え、被爆の実相を学びます。二世だけでなく、どなたでもけっこうです。
ぜひご参加ください。


四月の被災協・活動日誌.

2日 須磨子忌
4日 事務局会議
7日 平和推進協継承部会総会(谷口)
8日 市長訪問・マレーシア報告(谷口、柿田)
中央相談所委員会(横山)
12日 新聞発送作業
13日 事務局会議
14日 矢の平被災協役員会、二世の会・諫早総会
18日 オーストラリア代表団・モニュメント除幕式(谷口)
被爆5団体で署名の打合わせ
19日 オーストラリア代表団と交流会
ノーモアヒバクシヤ訴訟口頭弁論
21日 マスコミ勉強会(横山)
医療と福祉を考える長崎懇談会世話人会(柿田)
23日 健康友の会総会で挨拶(谷口 )
27日 京都より原野 宣広氏(被爆者画家)訪問

被災協結成60年のつどい

7月9日(土)13時半~  ホテルニュータンダ
講演 田中 煕己・日本被団協事務局長