2016年9月9日発行の新聞『被団協』395号の内容をご紹介します。

日本被団協が今年3月末、国際署名運動を提案、発表

被爆者が直接、日本と世界の諸国民に呼びかけて、核兵器廃絶のために行動することを求め、核兵器廃絶を実現することがこの署名運動の目的です。

「あなたの署名が核兵器廃絶を求める何億という世界の世論となって国際政治を動かし、いのち輝く青い地球を未来に残しましょう。」
署名の目標は世界で数億の人々。署名期間2016年4月~2020年9月末まで、署名の提出先は毎年の国連総会(2016年~2020年)です。
今年10月3日、日本被団協の藤森事務局次長が564,240名分をニューヨークの国連総会第1委員会のサプリ・ブカドゥム議長に届けました。

 


長崎の運動
●4月18日
長崎では被爆者5団体が呼びかけ人になることを決め、事務局に県生協連、県原水禁、県原水協、被災協で構成することを提案⇒後日、各団体了承。事務局を被災協に置く

●5月17日
第1回署名推進事務局会議 オバマ大統領広島訪問の5月27日に長崎で「ヒバクシャ国際署名のスタート集会」開催を決定

●5月27日
平和祈念像前で「スタート集会」開催。被爆者5団体などによるリレートーク、市長メッセージ披露、70名参加。集会のあと、署名活動30分間で234筆…13力国

●7月13日
第2回事務局会議

●8月30日
核兵器廃絶地球市民集会実行委員会が事務局団体、代表賛同人に

9月 1日
被爆者5団体と朝長氏で、県、市へ要請へ。
●9月 8日
第3回事莞局会議濃疋の会を核器廃絶国際デーである9月26日開催決定。

●9月16日
被爆者5団体が平和推進協会へ要請

●9月20日
 第4回事務局会議
●9月21日
 第5回事務局会議
●9月26日
「ヒバクシャ国際署名」をすすめる長崎県民の会の発足の会、街頭宣伝で220筆


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『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会

9月26日午前11時から「『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会」の発足の会が、被災協地下講堂で約100名の参加で開催されました。会の共同代表には容口稜嘩・被災協会長、朝長万左男・核兵器廃絶地球市民ナガサキ集会実行委員長が就き、長崎県内署名目標数は50万人分と決めました。
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被爆連の川野議長は「国連総会で禁止条約交渉開始が提起される歴史的チャンス」と述べ、手帳友愛会の中島会長はF非常に重要な活動、国内外に広げるために協力を。」と述べました。
中央連絡事務局の林田光弘さん挨拶

代表賛同団体の横瀬昭幸・長崎平和推進協会理事町は「長崎から発信し、50万を達成しよう。」と呼びかけました。ノーモアヒバクシャ
訴訟弁護団の原章夫弁護団長、県生協連の升本由美子理事長らがあいさつに立ち、ララコープの水町初江会長らが谷口代表に6,734筆の署名を手渡しました。
カトリック長崎大司教区の高見明大司教は「他人事と思えず、ここへ来た。核兵器は絶対に失くさなければならない。」と訴えました。

代表賛同人は長崎県の中村法道知事、長崎市の田上富久市長4核兵器廃絶地球市民ナガサキ集会実行委員会の朝長万左男委員長、長崎平和推進協会の横瀬昭幸理事長の4名の方々です。

これから長崎県内の各自治体、自治会、老人会、
病院、学校など、署名を広げていきましょう!!


「ひまわり学童保育」の子どもたちと交流
「7月28日、8月26日の2回、3年生から5年生までの児童10数人とー緒に、原爆について学習しました。原爆についてみんなが何らかのことを知っていて、頼もしく思いました。「原爆を失くすにはどうすればいいでしょう?」の問いかけに、「禁止条約をつくればいい」との回答に、小さな小学生だって分かっている〉心地よい衝撃でした。
「平和のイメージは?」に「笑顔。何でもできること。美味しいものが食べられる等々」たくさん出てきました。
この子たちの上に、あの日の地獄を繰り返してはならない。『ヒパクシヤ国際署名』で、核兵器廃絶への道を作らなければ、と深く胸に刻んだ2日間でした。(副会長・横山照子)


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被爆体験講話を被爆二世が聞く会
9月10日、「被災協二世の会・長崎」では被災協被爆体験を語り継ぐ会の松尾幸子さんから被爆体験を聞きました。長崎の爆心地の様子はあまりにも悲惨でした。そして大勢の家族、親せき、友だちを亡くした深い悲しみを感じました。二世たちは被爆者から学び、どのように次世代へ伝えていくのか、ともに考え、活動しています。(事務局長・柿田富美枝)

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核実験に抗議する長崎県内市民団体交流会
9月9日の北朝鮮の核実験に抗議し、9月18日に「核実験に抗議する市民の会」で被爆者、二世ら約30名が座り込みました。
9月25日には午前11時より小雨降る中、平和祈念像前で、北朝鮮の核実験に抗議して、
平祀祈念像前で、「核実験に抗議する長崎県内市民団体交流会」による座り込みが行われました。
午後1時からは被災協地下講堂で、・県内の6団体が参加し、交流会が開催されました。はじめにこれまでの経過報告があり、6団体それずれの活動報告が述べられました。・
団体が参加し、交流会が開催されました。最後に核兵器廃絶を求める声明文だ採択されました。(理事・吉田 勲)


ノーモアヒバクシヤ訴訟

長崎では6名の原告が、ガンなどの病気を原爆症と認めるよう国に求め、たたかっています。
9月29日13時半より長崎地裁の口頭弁論で、被爆の実相を明らかにするため、原告側の証拠として「ナガサキ・ヒロシマ 核戦争がもたらすもの」というDVD(46分間)が法廷で上映されました。
35年前の谷口稜嘩会長や故・渡辺千恵子さん、故・秋月辰一郎医師たち、被爆者が証言し、原爆はこころ、くらし、からだに癒すことのできない被害を与えることを訴えるものでした。今もなお続く原爆の被害に苦しむ被爆者に一日も早い解決を!!


事務局日誌

9月1日(木)
「ヒバクシャ国際署名」代表賛同人に県、市へ
被爆者5団体会長で依頼

3日(日)
全国弁護団支援団体会議

5日(月)
三役会議

6日(火)~7日(水)
日本被団協九州ブロック代表者会議

8日(木)
第3回「ヒバクシャ国際署名」事務局団体会議

9日(金)
北朝鮮が核実験

10日(士)
「二世の会・長崎」学習会・理事会

13日(火)
被団協新聞発送作業

16日(金)
「ヒバクシャ国際署名」代表賛同人に平和推進協会
へ被爆5団体会長で依頼、三役会議

18日(日)
北朝鮮の核実験に抗議し「市民の会」座り込み

19日(月)
「1年経っても違憲はいけん!」安保法制抗議集会

20日(火)第4回「ヒバクシヤ国際署名」事務局団体会議
~21日(水)日本被団協代表理事会

21日(水)
第5回「ヒバクシヤ国際署名」事務局団体会議

25日(日)
核実験に抗議する長崎県内市民団体交流会

26日(月)
「ヒバクシャ国際署名」をすすめる長崎県民の会発足の会開催、街頭宣伝

27日(火)
大村支部のつどい

29日(木)
ノーモアヒバクシヤ訴訟