2016年11月9日発行の新聞『被団協』397号の内容をご紹介します。
日本被団協結成60周年記念式典で
10月12日、東京で日本被団協結成60周年記念 式典が開催され、各都道府県被団協から推薦を受けた 被爆者役員経験者たちが功労賞の表彰を受けました。 長崎では長年、被爆者運動の先頭に立ってきた池田 早苗理事と下平作江理事が表彰され、
東京から預って きた表彰状を1０月17日の理事会で池田理事へ谷口 会長から手渡されました。
厚生労働省、核保有国大使館へ要請
10月14日、日本被団協では参議院議員会館に全 国から被爆者や二世ほか70人が集まり、中央行動を おこないました。厚生労働省では原爆症の認定制度改正、ノーモアヒバクシャ訴訟の政治的決着を求め、要請を行いました。
また被爆二世も神奈川の会から5 名が参加し、被爆二世の医療保障、二世の実態調査、 ガン検診、二世手帳など要請しました。しかし、厚生 労働省側はいつものように「放射線影響研究所の調査 結果では特に二世への影響は見られず、科学的知見が 得られない」と繰り返しました。
また、被爆者、二世の代表が核兵器保有国のイギリ ス、ロシア、米国、パキスタン、フランスの大使館へ 核兵器廃絶の努力を要請しました。
皇族、爆心地公園で慰霊の献花
ねんりんピックで来崎された常陸宮華子さまが10 月14日、爆心地公園の中心碑に花束を供えられまし た。出迎えた被爆者の代表に「お身体はいかがですか。」 と声をかけられました。 （理事・吉田勲）
ーこれからの予定ー
◎「ヒバクシャ国際署名」の街頭宣伝 毎月26日、街頭宣伝をおこなっています。 11月26日（土）16時～17時で浜の町の 浜クロス（旧大丸）前です。お時間の都合のつ く方は30分でも良いので、ご参加ください。
◎不戦のつどい12月8日（木）17時半 爆心地公園「不戦の碑」前 ◎映画「サクラ花」－桜花最期の特攻— 12月18日（日）①10時～ ②13時～ ③15時半～ ④18時半～ 長崎歴史文化博物館ホール 前売り券1,000 円 当日1,200円 ぜひご観覧ください。
会場で「ヒバクシャ国際署名」を集めますので、 参加できる方はご協力ください。
事務局日誌
9月1日
県、市へ被爆者5団体、朝長原爆病院名誉 院長と署名代表賛同人依頼（谷口、柿田） 3日 全国弁護団会議・東京（柿田）
5日
三役会議 6日 ～7日 日本被団協九州ブロック代表者会 議（横山、柿田）
8日
国際署名事務局団体会議
10日
被爆二世の会・長崎で松尾幸子氏（被災協・ 被爆体験を語り継ぐ会）の被爆講話を聞く
16日
平和推進協会へ被爆者5団体で署名代表賛 同人依頼（谷口、柿田） 三役会
18日
北朝鮮の核実験に抗議・市民の会座り込み
19日
安保法違憲抗議集会（田中副会長訴え）
20日～21日
被団協代表理事会（横山）
20日
国際署名事務局団体会議 25日 核実験抗議長崎県団体交流集会（吉田）
26日
国際署名をすすめる県民の会発足式 街頭宣伝
27日
大村支部のつどい（横山、佐藤）
29日
ノーモアヒバクシャ訴訟
10月6日
被爆者5団体会議、市との話し合い（横山、 柿田）、弁護団会議（森内、柿田）
7日
第6回「ヒバクシャ国際署名」事務局団体 会議 ノーベル平和賞発表会見（理事9名）
12日～14日
被団協結成60年式典、全国代表者 会議、中央行動（横山、森内、柿田）
13日
被団協新聞発送作業
14日
常陸宮妃、原爆中心碑慰霊（吉田、佐藤）
15日
違憲訴訟原告に弁護団の聞き取り 「二世の会・長崎」被爆遺構学習会
17日
第7回三役会議 第3回理事会
23日
違憲訴訟原告に弁護団の聞き取り
26日
第8回三役会議 「ヒバクシャ国際署名」街頭宣伝
29日
長崎市民平和大行進
30日～31日
日本被団協九州ブロック相談事業 講習会・福岡（12名）