2018年10月9日発行の新聞『被団協』420号の内容をご紹介します。
9 月 26 日 国際核兵器廃絶デー
長崎県民の会街頭宣伝
「ヒバクシャ国際署名」をすすめる長崎県民の会は 9・26 「核兵器廃絶国際デー」署名行動を行いました。午後 4 時から1時間の長崎市ハマクロス前に市議会 3 会派 5 名の市議を含む 38 名が参加し、署名 252 筆が寄せら れました。静岡からの高校生のグループは、うたごえの 演奏にも加わり署名行動を盛り上げてくれ、共同の広 がりを感じる楽しい行動になりました。
それに先立ち、「県民の会」は被災協会長の田中重光さん、ヒバクシャ国際署名長崎の呼びかけ人の長崎平 和運動センター被爆連議長川野浩一さんと事務局2名で市議会議長、議会各派を訪問し 2 つのことを要請し、 懇談しました。
1、2020 年までの県内の目標 50 万筆へ署名行動の飛躍のため、「核兵器廃絶国際デー」の共同を広げ署名の飛躍のステップにしたい。長崎県知事や長崎市長、 大村市長も署名にたってくれ大いに激励してくれたこと もあり、議会や議員が署名行動参加し、この署名行動 を励ましてほしい。
2、10 月 13 日「県民の会 2 周年のつどい」への出席の お願い。長崎市議会が昨年 12 月に日本政府に対する「核兵器禁止条約に署名、批准」することも求める意見 書を全員の賛成で採択したたこともあり、その報告を集 いで発言してほしい。この要請もあり、今回の議員の署名行動参加になりました。
(評議員・佐藤澄人)
「被爆二世の会・諫早」広島研修
9 月 1 日(土)、2 日(日)の 2 日間、二世の会・諫早では 13 名で広島研修旅行をおこないました。広島県原爆 被害者団体協議会のご協力により、広島の被爆二世 の会の方々との交流会を開くことができました。
当日は車 2 台での移動の中、生憎の大雨でしたが、 広島の平和記念公園に到着すると、傘もいらないくらいとなりました。原爆ドームに到着し、川を挟んで見てい ると、73 年前、長崎の浦上川と同じように、必死の思いで水を求め、息絶えた方々が水面いっぱいにおられたと思うと、原爆は二度と使用してはならないと改めて 強く思いました。 広島二世との交流会では、お互いの日ごろの会の活動や原爆、平和について語り合い、充実したひとときと なりました。最後に、広島の皆さんが言われていた「これから横のつながりを大きくしていかなければ」との言葉を、私たちも大切にしていきたいと感じました。
(二世諫早事務局長 大宮美喜夫)
「被爆二世の会・長崎」家族証言学習
9 月 8 日(土)午前 10 時より 30 分間、被災協地下講堂 で大越富子さん(「被災協・二世の会・長崎」理事)の 「父と母の被爆体験」を 10 名で聞きました。 大越さんは長崎市の家族交流証言事業に参加し、今 回が証言デビューとなりました。会員たちは大越さんの 家族証言を初めて聞き、たいへん感動しました。この日、 新しい会員も加わり、家族交流証言者の平田周さんも 参加し、感じたことを出し合いました。「良い中身だから こそ両親の被爆、戦後の生活をもっと聞きたい」などの 意見や、「子ども向けの講話なら、戦争へと至る歴史は もう少し短くした方が良いのでは」など、皆で考える、有 意義な学習会となりました。 そのあと、二世の会会議を開き、今後の活動につい て話し合いました。
(二世・長崎事務局長・柿田富美枝)
「長崎被災協・被爆二世の会・長崎」
「長崎被災協・被爆二世の会・諫早」
ご 案 内
核兵器廃絶のため活動したい、親たち被爆者を支えたい、被爆の実相をこどもたちに伝えたいなど、考えておられる方、被災協へご連絡ください。
どんなことをしたいのか、会員同士で意見を出し合いながら、それぞれの会の活動を作り出していっています。参加をお待ちしています。
12 月 8 日(土)、9 日(日)、長崎市新地町のワシント ンホテルにて、九州ブロック相談事業講習会を開催しま す。毎年、ブロック別でおこなわれ、九州は 120 名規模 で、下記の日程です。ぜひご参加ください。 12 月 8 日(土)14 時~17 時
●開会、もくとう、主催者挨拶、来賓挨拶
●講演 日赤長崎原爆病院名誉院長 朝長万左男氏
●講義「日本被団協の運動について」
日本被団協代表委員 田中熙巳氏 12 月 9 日(日)午前 9 時~正午
●講話、「被爆者の相談活動について」 中央相談所相談員 原玲子氏
●各県報告
●閉会
★参加〆切 11 月 19 日(月)
電話や FAX またはメールで ご連絡ください。
★参加費 講習、宿泊、懇親会 15,000 円 講習、懇親会 7,000 円
講習会のみ 1,000 円(2 日間)。
長崎と広島の平和絵本の作家によるピーストーク10 月 16 日(火)13 時半~15 時半
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~ 核兵器廃絶地球市民集会
ナガサキ~
核兵器禁止条約の採択、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のノーベル平和賞受賞、さらには朝鮮半島における非核化の動きなど、近年、核をとりまく状況が大きく変動しています。
この集会では「核兵器のない世界」を実現するために私たち市民に何ができるのか、何をしていくべ きか、幅広い世代とともに考えるものです。
◎11 月 16 日(金)平和会館ホール
13 時~開会・基調講演 傍聴参加無料
15 時半~分科会 1 朝鮮半島の平和と非核化の進展
北東アジアの核なき未来
◎11 月 17 日(土)平和会館ホール
9 時半~分科会 2 被爆の継承~ヒバクシャの想いに学び・伝える 14 時半~
分科会 3 次世代とつくる核なき世界 原爆資料館ホール
14 時半~特別企画 へいわってどんなこと?
◎11 月 18 日(日)平和会館ホール
9 時半~分科会 4 核兵器ない世界の実現をめざす NPT 体制と核兵器禁止条約の役割 13 時半~
閉会集会・長崎アピール
長崎県 九条の会主催 愛敬 浩二 講演会名古屋大学大学院法学研究科教授。憲法学専攻。「『安倍 9 条改憲』の現在と私たちの課題」 |
9月の事務局日誌
1 日(土)~2 日(日)二世の会・諫早「広島研修」
4 日(火)長崎市議会議長、各会派訪問(田中)
5 日(水)九ブロ講習会のホテル下見
8 日(土)二世の会・長崎「家族証言」学習会
9 日(日)県 9 条の会(横山)
11 日(火)~12 日(水)日本被団協代表理事会(田中、
横山)
12 日(水)新聞発送
15 日(土)香焼中にて捕虜犠牲者慰霊式典(森内)
18 日(火)安保法違憲訴訟
19 日(水)ノーモアヒバクシャ訴訟口頭弁論
21 日(金)県民の会署名事務局会議
25 日(火)平和行進部会(森内)
26 日(水)国際核兵器廃絶デー街宣
KTN 学習会(田中、柿田)
27 日(木)九州ブロック代表者会議(田中、横山、柿田)
10月の活動予定
2 日(火)日本被団協・二世委員会(柿田)
4 日(水)県民の会・長与町、時津町へ要請(森内)
5 日(水)県民の会・諫早市へ要請(森内)
10 日(水)新聞発送
13 日(土)国際署名結成 2 周年のつどい
13 持半 被災協地下講堂
16 日(火)~18 日(木)日本被団協代表者会議、全国 2 世
交流会、
中央行動(田中、横山、柿田、佐藤)
19 日(金)県民の会署名事務局会議
20 日(土)県九条の会(横山)健友会評議員会(柿田)
23 日(火)ヒバクシャ訴訟・福岡高裁第 1 回口頭弁論
25 日(木)韓国市民団体訪問
26 日(水)県民の会街宣
27 日(土)長崎市民平和大行進 10 時・祈念像前