2018年12月9日発行の新聞『被団協』422号の内容をご紹介します。

12 月8日、9 日 日本被団協中央相談所委員会
  九州ブロック相談事業講習会  

毎年もちまわりで開催している日本被団協中央相談所
委員会「第 41 回九州ブロック相談事業講習会」が長崎市
のワシントンホテルで12月8日~9日に開催され、九州各
県から 160 名が集まりました。

はじめに日本被団協中央相談所委員会を代表して横山照子委員、開催地から長崎被災協の田中重光会長が挨拶し、来賓では長崎県中村法道県知事の挨拶を福祉保健
部の上田彰二次長が代読しました。

続いて長崎市の田上富久市長が歓迎の挨拶を行いま
した。
講演では日赤長崎原爆病院名誉院長の朝長万左男氏
が「核禁条約と ICAN ノーベル平和賞後の核廃絶の国
際動向」と題し、核兵器禁止条約の意義を訴えました。


続いて日本被団協の代表委員、田中熙巳氏が「日本被団協の運動について」と題し、被爆者運動の歴
史について講演し、被団協は多くの人々に支えられて
運動を進めてきた、これからも市民とともに被爆体験
を伝える運動をと呼びかけました。

夜の懇親会では橋貞夫理事が詩吟を披露しました。 各県の参加者たちは円卓を囲み、食事をしながら歓談しました。そのあと二世の交流会が行われ、原相談員、 横山副会長と二世24名とサポーター3名が参加し、二 世のこれからの運動について話し合いました。限られた時間でしたが、さまざまな課題が出されました。 9日は午前9時より40名の「平和の旅合唱団」 による長崎原爆青年乙女の会の渡邊千恵子さんの活 動を楽曲にした「平和の旅へ」の合唱、演奏を聞きました。参加者たちは感動し、会場内にはすすり泣きが聞かれました。

9日は原玲子相談員の「介護保険について」の講 演を聞きました。自分がどんな介護をしてほしいの か、意見はしっかり伝えようと被爆者に呼びかけら れました。また、ヶアマネージャーは替えられるこ とを憶えていてほしいと話されました。 参加していた医療従事者から、介護保険の運用が 厳しくなっているのではという報告もありました。


長崎市北部被爆者のつどい

11 月 22 日(木)13 時半より北公民館会議室
にて被爆者のつどいを開催しました。15 名が参
加し、二世たちも一緒に話を聞きました。
最初に被爆者運動の歴史を映像で振り返った
あと、それぞれの被爆体験や現在の健康状態、
介護保険の利用についてなど、意見が出されま
した。
初めて会った同士も和気あいあい話をされて
いました。2 月頃、また「被爆者のつどい」をお
こないますので、どなたでも気軽にご参加くだ
さい。


韓国の市民団体、被災協を訪問

10 月 25 日(木)15 時半より被災協地下講堂で、韓国の光州広域市で活動している非営利団体の市民16名が訪問し、横山副会長から被爆者運動について話を聞きました。

「被爆者に米国政府からの補償はありますか。」「韓国 の被爆者への援護施策はありますか。」「原発について どう考えますか。」「日本政府は被爆国として、なぜ核兵 器禁止条約に賛成しないのですか。」など次々と質問 が寄せられ、短い時間でしたが、交流することができました。国際署名にも快く署名してくれました。


11月の事務局日誌

1 日(木)ララコープ創立 20 周年祝賀会(田中)

3 日(土)RECNA 講座、反核医師の会(田中)

5 日(月)ヒバクシャ国際署名事務局会議(柿田)

6 日(火)大村支部会議(田中)

7 日(水)三役会議

9 日(金)新聞発送

11 日(日)浦上川緑地帯花壇整備活動

12 日(月)九ブロ案内団体訪問(横山、中川原)

14 日(水) 〃 (田中、佐藤)(横山、中川原)

15 日(木)自治連合会長と懇談(田中、大矢、佐藤す)

16 日(金)~18 日(日)地球市民ナガサキ集会

19 日(月)第 4 回理事会

22 日(木)長崎市北部被爆者のつどい 26 日(月)街頭宣伝


後の活動予定

12 月 8 日(土)~9 日(日)九ブロ講習会

11 日(火)新聞発送

13 日(木)長崎市との懇談

14 日(金)被爆体験を語り継ぐ会会議、被災協望年会

18 日(火)ノーモアヒバクシャ訴訟 12 時 45 分集合

20 日(木)厚労大臣定期協議

26 日(水)街頭宣伝

28 日(金)仕事納め

1 月 7 日(月)仕事始め、ノーモア訴訟弁護団会議

13 日(日)長崎市成人式署名行動