2019年02月9日発行の新聞『被団協』424号の内容をご紹介します。

祝成人 成人式会場で

「ヒバクシャ国際署名」を訴え

1 月 13 日(日)長崎市の成人式式典が開催されるブリックホール2階ホール前のエントランスにて「ヒバクシャ国際署名」活動をおこないました。
田中重光・被災協会長はじめ被爆者、二世、県民の会会員ら25名が参加し、13 時から 15 時、新成人に署名を訴え、243筆の署名が寄せられました。昨年から長崎市の協力により、成人式会場の施設内で実施しています。
新成人の中には自ら署名に駆け寄る人もいました。核のない世界をと平和の大切さを話す人もいました。
長崎県民の会では、県民の会の目標50万筆を2019年内に達成できるよう、頑張っていこうと話しています。


佐世保市、長崎市で
「ヒバクシャ国際署名」活動

毎月 26 日、長崎市浜の町で定例の街頭宣伝を「『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会」でおこなっていますが、1 月 26 日(土)、佐世保市四ヶ町商店街島瀬公園前にて署名行動をおこないました。「長崎県民の会」としては初めてとなる佐世保での署名行動。「県民の会」の共同代表で長崎被災協会長の田中重光さんは、通りを行きかう佐世保市民へ自らの被爆の体験も語り「二度とヒバクシャをつくらないことが私たちの願いです。」「核兵器禁止条約ができ、70 ヵ国が署名して、20 か国が批准しています。」「世界は確実に核兵器のない世界へ進んでいます。」「そのためにも、皆さんの核兵器禁止・廃絶を求める声として署名をお願いします。」と小雪の舞う寒い中、署名の協力を訴えました。長崎から被爆者、「県民の会」事務局や「うたごえ」の仲間、12 名が参加し、地元佐世保の方の協力で 30 名の署名行動となりました。12 時から 13 時までの1時間の行動に 122 筆の署名が寄せられました。


1 月 26 日(土)佐世保での行動に続き、長崎市浜町ハマクロス前で 16 時~17 時の定例の署名行動の取り組み、28 名の参加で 216 筆の署名が寄せられました。2 月 5 日から始まる長崎ランタンフェスティバルのランタンが飾られる中で楽しい署名行動でした。 (評議員・佐藤澄人)



米国の INF 条約破棄通告に抗議

被爆者 5 団体記者会見

2 月 2 日、米国のトランプ大統領がロシアとの間に交わされていた中距離核戦力(INF)条約の破棄をロシアのプーチン大統領へ通告しました。
2 月 4 日(火)被爆者 5 団体は市役所市政記者クラブで、これに抗議し記者会見をおこないました。
『この条約破棄によって核兵器の軍拡競争が進むことを危惧する。条約破棄を撤回し核兵器禁止条約に賛同せよ。世界の真のリーダーとして核兵器廃絶の先頭に立つように』という声明を発表し、大統領に送付しました。


最高裁署名ありがとうございました

ノーモアヒバクシャ訴訟(原爆症認定)で被爆者 2 名が名古屋高裁、広島高裁で勝訴しましたが、厚労省が控訴し、最高裁へと裁判が続いています。そのため最高裁へ公正な裁判を求める署名を 2 月 1 日、今回の 2982 名
分を被団協、原告団、弁護団で提出しました。
要請行動には長崎から田中会長と柿田事務局長が参加しました。
被団協新聞読者の方から署名をたくさん郵送いただき、ありがとうございました。

福岡高裁結審し、4 月 16 日判決へ

1 月 22 日(火)13 時半より福岡高裁にて
第 2 回口頭弁論が開かれました。原告は爆心地より 0.8 キロ被爆の白内障の女性です。
弁護団は前回に続き弁論をおこない、原幸生弁護士が「そもそも原爆医療法、援護法とは、健康管理手当、原爆症とは」と法律や制度の本質を説き、原告側の主張の正しさを訴えました。国側は今回も弁論なしでした。
長崎から森内實副会長ら4名、福岡県被団協、市民ら5名が傍聴しました。
判決は 4 月 16 日(火)11 時です。


ヒバクシャ国際署名長崎県民の会
神﨑氏と朝長共同代表対談のつどい

2 月 16 日(土)午前10 時半より正午まで「神﨑長崎県宗教者懇話会会長と朝長共同代表の対話のつどい」を開催します。会場は被災協地下講堂、入場無料です。

1 年前、高見大司教との朝長共同代表の対話のつどいを行いました。
今回は真宗大谷派の神﨑氏と「核兵器のない世界の実現にむけて市民社会の力を結集しよう」というテーマ
でお話いただきます。ぜひご参加ください。


第7回被爆者運動継承の学習交流会

2 月 2 日(土)13 時より 17 時まで武雄市文化会館で九州の被爆二世、被爆者ら約 20 名が集まり、学習交流会をおこない、被団協の運動や二世の活動について活発な意見交換をおこないました。
長崎被災協・被爆二世の会・長崎の会長、佐藤直子さんが紙芝居でお父さんの被爆体験を語り、原爆の恐ろしさ、平和の大切さを、皆で学び合いました。


1月の事務局日誌

7日(月)仕事始め、弁護団会議
9 日(水)新聞発送
10 日(木)ヒバクシャ国際署名事務局会議
13 日(日)長崎市成人式で署名活動
15 日(火)ノーモア訴訟長崎地裁
16 日(水)~17 日(木)日本被団協代表理事会
(田中、横山)
18 日(金)中央相談所委員会(横山)
22 日(火)ノーモア訴訟福岡高裁(森内、柿田、佐藤)
26 日(土)県民の会街宣・佐世保市、長崎市


2 月の予定

1 日(金)最高裁要請行動
2 日(土)九州二世交流会・武雄
5 日(火)記者会見・被爆者 5 団体(INF 条約破棄抗議)田中会長
7 日(木)記者会見・県民の会(つどい案内)
放射線影響研究所運営委員会(田中)
ヒバクシャ国際署名事務局会議、ピースボート川崎哲氏懇談会
8 日(金)新聞発送
13 日(水)第 5 回理事会
16 日(土)「松﨑氏と朝長氏、対談のつどい」