2020年4月9日発行の新聞『被団協』438号の内容をご紹介します。

ヒバクシャ国際署名50万目標まであと一頑張り!

2016年4月、日本被団協が呼びかけた「ヒバクシャ国際署名」は、長崎では5月に署名活動のスタート集会を行い、9月に「ヒバクシャ国際署名をすすめる長崎県民の会」を多くの団体、個人の賛同により結成しました。県内50万筆の目標で核兵器廃絶を求める「ヒバクシャ国際署名」に取り組んできました。
様々な団体、個人から寄せられた署名は4月4日現在476,867筆で、目標まで23,133筆となりました。
4月4日(土)午前10時半より1時間、爆心地公園で「みんなで語ろう国際署名」のつどいを県民の会が開催し、60名が参加しました。
長崎原爆資料館の篠崎桂子館長が、田上富久・長崎市長のメッセージを読み上げました。
県民の会の朝長万左男・共同代表と田中重光共同代表があいさつし、ICANサポート長崎、県生協連、民医連、高校生 1万人署名世話人、長崎のうたごえ協議会、地球市民集会長崎実行委員会の代表がそれぞれ発言しました。
コロナウイルスの影響でNPT再検討会議が来年4月に延期されましたが、長崎県民の会では署名目標50万筆に「あと一頑張り」まで来たことを参加者で確認し、緊急アピールで、さらに運動を広げることを誓い合いました。


国連軍縮研究所所長と懇談

3月8日(日)長崎原爆資料館応接室にて国連軍縮研究所(ジュネーブ)のレナータ・ドゥワン所長と被災協の田中重光会長、小峰秀孝副会長、松谷英子評議員が1時間、懇談しました。被爆者から被爆体験を聞きたいというドゥワン所長の要望で実現し、3人の話を熱心に聞かれました。


ヒバクシャ訴訟・福岡高裁
原爆症認定を求める「ノーモアヒバクシャ訴訟」は3月10日(火)15時より福岡高裁で口頭弁論が行われました。原告側の迫光夫弁護士、中村尚志弁護士が意見陳述を行いました。福岡県被団協より4名、福岡県原水協1名、長崎被災協1名が傍聴支援しました。
原告側は医師の証人尋問を求めていますが、裁判所の判断は未定です。
国側からは要医療性に関する最高裁判決を踏まえた準備書面が出される予定で、原告側は反論していきます。写真は原章夫弁護団長が支援者たちに裁判の状況を説明しているところです。次回は5月21日(木)15時から口頭弁論が行われます。


被爆二世健診が始まりました︕︕

申し込みは4月1日(水)~2021年2月12日(金)
実施期間は4月6日(月)~2021 年2月27日(土)までです。
長崎県内に住む二世も長崎市のホームページから申し込むことができます。後日、長崎県より受診票が送付されます。

問い合わせ:長崎市原爆被爆対策部援護課
電話 095-829-1149


NPT 代表派遣カンパ ご協力ありがとうございました
2020年4月末から米国ニューヨークで開催予定だったNPT再検討会議、国連での原爆展などの活動に日本被団協の代表団として、長崎被災協から田中重光会長、田中安次郎評議員の2名を派遣することを決め、派遣費用の募金をニュース等でお知らせし、お願いいたしておりました。
おかげさまで134名の方々から1,080,500円の募金が寄せられました。
NPT再検討会議はコロナウイルスの影響で1年延期となりましたが、2名分の費用96万円は日本被団協に預けております。来年の代表派遣費用とし、カンパの残金12万円は代表2名の国内航空券、宿泊代とさせていただきます。ありがとうございました。


被爆 75 周年事業 記念誌
60 名の方々から原稿が寄せられ、8 月 9 日発刊に向けて記念誌の編集作業は順調に進んでいます。
被爆 75 周年事業 つどい
吉永小百合さんの原爆詩朗読の会を(公財)長崎平和推進協会と共催で行うこととなりました。これから日程調整をし、会場、内容を検討していきます。


簡易昇降機へのカンパ ご協力のお礼とおわび
高齢の被爆者の方々、修学旅行で被爆体験を聞く生徒さんなどで足の不自由な方々が 2階へ少しでも楽に上れるよう簡易昇降機設置のカンパを訴えさせていただきました。
111名の方々から555,075円のカンパが寄せられました。ありがとうございました。
100万円の予算で中古のものを3社で探しておりましたが、新品で178万円でした。120万円の不足となるため、購入を断念することとなりました。
多くの方々にご支援、ご協力いただきながら、誠に申し訳ございません。
簡易昇降機へのカンパはいただいた方々へ返金させていただきます。郵送で振込先をお尋ねいたしますので、よろしくお願いいたします。


被爆体験講話7月末まで中止
2019年度の被爆体験講話は355件、24,142名に被災協の「被爆体験を語り継ぐ会」の会員15名が分担して語ってきました。今年の春にも100件を超える小、中、高の学校から修学旅行での被爆体験講話の申し込みがありましたが、コロナウイルスの影響でキャンセル、秋への延期が相次ぎ、春の分は7月末まで中止することを決めました。一日も早い収束を願います。


 

ノーモアヒバクシャ国際署名
お手元にありましたら、被災協までお送りください。


3月の活動報告

4日(水)ノーモアヒバクシャ訴訟弁護団会議

6日(金)75 周年記念誌編集会議

8日(日)国連軍縮研究所所長懇談

9日(月)新聞発送

10日(火)ノーモアヒバクシャ訴訟福岡高裁

12日(木)署名事務局会議

18日(水)被爆体験を語り継ぐ会

23日(月)被災協資料保存研究会

26日(木)街頭宣伝 13 名 119 筆

30日(月)第 10 回三役会議、原爆資料館長来訪

31日(火)ララコープ署名寄託 52,635 筆

4月の予定

2日(木)福田須磨子忌、県・山崎原爆援護課長来訪、桜を見る会中止

3日(金)JA 長崎署名寄託 43,670 筆

4日(土)「みんなで語ろう国際署名」つどい

8日(水)国際署名事務局団体会議

9日(木)新聞発送

13日(月)75 周年記念誌編集会議

16日(木)被災協資料保存研究会

26日(日)街頭宣伝 浜クロス 16時〜17時