2022 年 12 月 9 日発行の新聞『被団協』470 号の内容をご紹介します。

長崎被災協・第 4 回理事会開催

11 月 25 日(金) 13:30 より 15:30 まで被災協の第 4 回理事会を地下会議室で理事 13 名、監事 2 名、事務局 1 名の参加で行いました。
まず、日本被団協全国代表者会議及び厚生労働省要請など中央行動の報告を柿田事務局長より行い、各県からの報告では、財政や高齢化の問題、二世が参加し、支えながら活動している現状など出されたことを報告しました。
財政プロジェクトから、被災協の賛助会員を拡げていくとともに緊急募金のお願いを行っていくこと。
また、被爆体験を語り継ぐ会の講師の記録ビデオを作成し、活用していくこと、学習会の参加呼びかけを強めること、来年 3 月 11 ・ 12 日の 2 日間で行われる九州ブロック相談事業講習会への参加についてなどを話し合いました。
次回は 1 月 27 日(金)に開催されます。


被爆者のあゆみを学ぼう 第 2 回学習会

永井隆≪浦上燔祭説≫批判への道すじ

11 月 26 日(土) 14 時より 16 時に被災協二階会議室で先月に引き続き高橋眞司先生を招き、学習会が行われました。
永井隆博士の「浦上燔祭(はんさい)説」について、高橋先生は永井氏の功績や生い立ちなども交えながら考え方のもととなった背景などについて講演をされました。

感想
〇 高橋先生の話を聴いて、永井隆の見方が少し変わった。
神様のような人だと思っていた。
が…人間を見るときは片面からでなく、両面から見なくてはいけないのだなぁと思った。
〇 燔祭説についてわかりやすくお話していただき、ありがとうございました。
永井博士、人柄もあまり知らないことを紹介していただき、興味深かったです。
〇 秋月先生のこと、再確認でした。
燔祭の意味もわかりました。
「亡びるもの」読んでみます。
次回は原発と原爆、ぜひお聞きしたいです。


次回学習会

1 / 14 (土) 14 時~
被災協地下講堂
参加費500円


2日本被団協 二世委員会報告

日本被団協二世委員会が 11 月 29 日(火)10 時より 16 時まで東京で開催され、柿田事務局長が出席しました。
なお、二世委員会は日本被団協の専門委員会で、被団協の各ブロックから 1 名選出、また東京、広島、長崎は別枠で 1 名ずつ選出されています。
来春、厚労省に被爆二世独自の内容で日本被団協とともに要請を行うよう話し合いを進めています。
要請内容を絞り、2016 年に日本被団協が実施した「全国二世健康調査」より実例をあげ、健康不安を感じ、実際にガンなどの病気にり患し、医療保障を願う二世たちの思いを訴えることにしています。
そもそも「原爆被爆者等援護法案」は国会を二度通過しました。
残念ながら成立しませんでしたが、「被爆者等」というのは「被爆二世、三世」も被爆者に準じた保障を行うというものでした。
今後も日本被団協が当初から求めていた「二世、三世の保障」を厚労省へ要請していきます。


―被災協と二世の会・長崎ー

チューリップ花植え(浦上川緑地帯)

11 月 27 日(日)朝 9 時から 11 時まで、被爆者や二世、虹ヶ丘小学校の親子、ピースボランティアなど 26 名で浦上川緑地帯の草取りをし、チューリップの球根 約 270 個を植えました。
今回植えたのはビッグNスタジアム近くの下大橋のたもとの花壇となります。
最初に原爆で亡くなられた多くの方々へ黙祷を行い、田中重光会長が挨拶を行いました。
今回は、チューリップの産地でもある富山県の二世の方より球根 20 球をいただき、花壇の川下側の中央に植えました。
皆で協力しあい、枯草に覆われていた花壇はあっという間にきれいになりました。


―被災協と二世の会・長崎ー

チューリップ花植え(浦上川緑地帯)

11 月 27 日(日)午前 8 時より 11 時まで百日紅公園の清掃活動を「二世の会・諫早」と諫早被災協、鎮西学院大学の教職員・学生の皆さんと市民合わせ 31 名の参加で行いました。
この活動は、2020年8月8日に建立した長崎原爆犠牲者の「慰霊の碑」を諫早市及び県央地域にお住いの方々に広くお伝えし、諫早で起こった史実、原爆被害の実相に想いを寄せていただき、核兵器を使用する事による被害のありさまを見聞きされた方々が核兵器について考えるきっかけを創っていただける場となるようにと活動されています。

(理事・二世の会・諫早 大宮美喜夫)

鎮西学院大学副学長 平田 勝政 様 からのご挨拶
最初の頃は、ここは、公園とは言えないような草や木が生い茂る場所でした。
この 4 年間の間に公園らしくなってきたのではないかと思っています。
平和を考えるモニュメントもできたという事で、もっともっと、長崎市にあるような集いやすい公園にしていければと思います。
そして、後世につないでいく事も大切ですので、年 2 回の清掃を続けていく事や嘉代子桜の木を植えていく等、色々な花を植えていくことなど続けていく事、平和を発信するための遺産としていくことも大事なことなのではないかと思っています。


ララコープ学習会「核なき未来をめざして」

レクナ中村桂子准教授 講演 ナガサキ・ユース代表団活動発表

12 / 17 (土) 10 時~ 佐世保相浦地区コミュニティセンター
12 / 18 (日) 10 時~ 長崎原爆資料館ホール
申込はララコープ組合員活動部(電話0120-063-087)まで


九ブロ講習会参加申し込みのご案内

(第1次〆切12月16日)

来春 3 月 11 日(土)13 時~ 17 時、12 日(日)9 時~ 12 時まで福岡県教育会館(福岡市東区馬出)で日本被団協九州ブロック相談事業講習会が開催されます。
日本被団協相談所委員の原玲子氏が被爆者の介護問題を中心に説明し、日本被団協事務局長の木戸季市氏が日本被団協のこれからの運動についてお話しします。
2 日目は実際に相談活動ができるように事例をもとに交流会、また被爆二世の交流会が行われます。
長崎被災協からの参加は高速バス九州号(往復 5,000 円)、朝食付ホテル 1 泊 8,000 円以内で計画しています。
できるだけ安価なホテルを早く確保するため第 1 次〆切 12 月 16 日に設定しました。
参加希望者は急ぎ、各会の責任者、または事務局へご連絡ください。
マイカーで行かれる方はその旨お知らせください。
(第 2 次〆切 1 月予定、第 3 次〆切 2 月予定)


11 月の事務局日誌

9 日(水) 新聞発送
10 日(木) 被団協九州ブロック会議(田中、横山、柿田)
13 日(日) 禁止条約の会 フォーラム(田中、横山、柿田)
14 日(月) 「被爆者のあゆみを学ぼう」第二回実行委員会
17 日(木) ポルトガル アウゲスト・サントスシルバ議長と懇談(田中)
医療と福祉を考える長崎懇談会総会 (オンライン/柿田)
18 日(金) 被爆地拡大協議会(田中、横山、中川原)
20 日(日) 二世の会・長崎 アップダウン原爆劇
21 日(月) 禁止条約の会事務局会議
25 日(金) 被災協第 4 回理事会
26 日(土) 「被爆者のあゆみを学ぼう」第 2 回学習会(高橋眞司先生)
27 日(日) 浦上川緑地帯花植え
諫早百日紅公園清掃作業
29 日(火) 日本被団協 二世委員会(柿田)

 

12 月の予定

2 日(金) 店舗プロジェクト会議
6 日(火)
~ 7 日(水)
日本被団協 代表理事会(田中、横山)
9 日(金) 新聞発送
13 日(火) 禁止条約の会事務局会議
21 日(水) 市民大行進実行委員会(田中)
28 日(水) 大掃除・仕事納め
年始は 1 月 5 日(木)からとなります